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黒百合の園 わたしたちの秘密/秋目人(著) 読了

黒百合の園 わたしたちの秘密/秋目人(著)えげつない感じかと思っていたのですが、
思っていたほどではなかった。
というか、あらすじから持つイメージとは
随分と話の流れが違ってました。
そのため、それなりに楽しむことは出来ました。
けど、生々しさという部分ではちょっと薄かったかな、と思ってます。
だから、もっとえげつないほうがというか、
これはダメだなぁ、と思えるようなギリギリのところまでいってたほうが、
楽しめたかな、とは思うところです。

後は、登場人物それぞれをもうちょっと掘り下げてほしかったです。
それぞれが抱えてるものがある中で、
最後にスポットがあたったのが二人だけで、そこで終わってしまったんでね。
物足りなさがありました。

さてはて、読む時間がなくて読み終えるのに時間はかかってしまいましたが、
特別悪くはありませんでした。
ただ、ちょっと微妙ではありましたね。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
一人の復讐者。
その対象が抱える問題も入り乱れて、
情報は食い違い復讐者の思惑とは別の方向へ。
それが意味するのは。
彼女たちが抱えていたものとは。

勝手に相手をわかった風に思っていたばかりに、
よりややこしく、利用するには簡単になったんでしょうね。

その後、彼女たちはどうなったのでしょうかね。
利香子は変わらんだろうなぁ、と思う。
元から異常であると彼女自身が一番自覚してましたしね。
綾芽がそんな彼女との接点を増やしていったのかが気になるねぇ。
紫生の推理を受け止めてどう思ったのか。
万引をし続けてることは事実ですからね。
今までのことを忘れて楽になるには利香子のそばにいくのが楽ではあるでしょうよ。
利香子の父親と同じように、たまにプライドから演技をしたりしてね。
そうなってしまうのか、そうならずにどうなってしまうのか。
根本が間違えていた復讐者の雪はどうしたのやら。
自首したようですけど、そもそもとしてそれも正しくはなかったしねぇ。
そして、殺意を持っての人殺し。
本当に死んだのかってのもちょっと気になるところですが、
人を殺したことで自由は結局手に入れられないですよね、たぶん。

で、気になったのは先生。
呼び行ったんじゃ?
というみすずの疑問。
それが気になった。
先生もまたストーカーだったんじゃ?とか思ったんですが、どうなんでしょうかね。

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