edit

ふだつきのキョーコちゃん 1巻

ふだつきのキョーコちゃん(1)/山本崇一朗(著)ゲッサンにて連載中の山本崇一朗さんの漫画。
ゲッサンの隔月付録であるゲッサンminiでの別作品の連載もある作家さんで、
頑張ってほしい、ということで単行本を購入。
おまけあるかなぁ?と期待してましたが、
少しだけおまけがあったので嬉しいねぇ。

不良として恐れられている兄のケンジ。
大きな赤いリボンがトレードマークの妹のキョーコ。
そんな札月兄妹には他の人には決してバレてはいけない秘密がある。

不良と恐れられている以外にケンジを表す言葉のもう一つはシスコンである。
それは他の人から見たらどう考えてもシスコンにしか思えないほどのベッタリっぷり。
けど、それも二人の秘密に関係していた。

そんな秘密とはキョーコは普通の人間じゃないということ。
彼女はキョンシーであり、
普通の人よりも強い力を持っていて、
人を襲ってその血を吸う。
そして、キョーコの大きな赤いリボンはただのリボンではない。
それはキョンシーが顔に貼り付けている札と同じものだった。
リボンが取れてしまうとキョーコは誰かれ構わず襲ってしまう。
そうならないようにとケンジがキョーコを守った結果、
シスコンという称号を頂戴することとなってしまった。

札がとれたときのもう一つの副作用としては素直になってしまうことだった。
普段はクールで兄に対してキツくあたるキョーコもリボンがとれると素直になってしまう。
普段の状態では決して言えないことをキョーコは口にしてしまう。
基本的にはお兄ちゃんへの謝罪。

そんな1巻はキョーコと付き合いたいという男どもからの挑戦状を受けたり、
ケンジが思いを寄せる委員長の日々野さんと勉強会をしたり、
偶然合同となったスポーツテストに、
自分たちと重なる兄妹との話。

最初の放課後の放送は完全に逆効果よなぁ^^;

基本的にはいつもリボンが取れてしまうわけですが、
ケンジが不注意で取ってしまったり、素直にさせるためにケンジが自分で取ったりと、
わりとケンジが取ることが多いですね。
で、涙を流すキョーコ。
泣きながらもしっかりと血を吸うことは忘れない。
その姿が可愛いですねぇ。

しかしまぁ、日々野さんはすごいよね。
誰もが怖がってるケンジを全く怖がらない。
妹に優しいシスコンだから、きっと本当は優しいんだよ、と。
シスコンって知られてることはケンジは可哀そうだが^^;
けど、そうやって怖がらない日々野さんってのはそりゃ好きにもなるわなぁ。
キョーコに対しても態度は変わらずで言い返せなくなることも。

でまぁ、日々野さんが怖がらないというのは別に間違ってはいない。
ケンジは不良のフリをしてるだけなんですよね。
リボンが取れないようにと他の男を近づけさせないために。
不良というよりはシスコンだ、と思われてるほうが強い気もしますがw
成績も実際は本気でやればしっかりと点をとれるほどに勉強していて、
あえて赤点ギリギリに解答してる。
ていうか、それのほうが難しいよなぁ^^;
そこまでして不良やらんでも、とは思うところですよねw

1巻の最後の話。
ケンカした二人が出会った兄妹。
こういう絡みのある話も面白かったですね。
最後の終わり方もよかったですしねぇ。
リボンつけてから素直になれというのはそりゃ逃げたくもなるわな^^;
でも、ちゃんと二人の前で素直になってたキョーコが可愛らしかったですね。

おまけは1話のその後。
リボンの結び方が気に食わなかったらしい。
別におかしくないと思うんですけどね。
けどまぁ、ケンジは思わず笑ってしまいキョーコが怒ることに^^;

これからもどうなっていくか楽しみだねぇ。
何故、両親がいないのかってのは気になりますね。

ふだつきのキョーコち...

ふだつきのキョーコち...
著者:山本崇一朗
価格:580円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


トラックバック

TB*URL

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

template by Lazy Diary

copyright © ぐ~たらにっき all rights reserved.