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悩み相談、ときどき、謎解き? 2 ~占い師 ミス・アンジェリカの消えた街角~/成田名璃子(著) 読了

悩み相談、ときどき、謎解き? 2 ~占い師 ミス・アンジェリカの消えた街角~/成田名璃子(著)突然降りてくる言葉によって、
相手を傷つけてしまった。
そのことで悩み花子は街角に出ることが出来なくなった。
そんな彼女がどのようにして再び街角に出るようになるのか。
どのようなことに巻き込まれていくことになるのか。
その中で花子の中で起こる変化、成長が。

やっぱりいいですねぇ。
花子が壁にぶつかったことで色々な感情が出てきたので、
1巻よりも面白かった。
誠司も相変わらずだし^^;
なんで誠司はこんなにお節介なんだろうかねぇ。
何かきっかけのようなものが明かされたりしてほしいなぁ。
1つの区切りのような終わり方だし、
続きはないのかな?

新しい話をどんな風に、というのも気にはなりますが、
もうちょっと続けてほしいものです。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
1巻で人と関わったことで相手を傷つけてしまい、
これまでも自分の言葉でそうしてきたんじゃないか、
と思い悩むようになり、街角に出ることをやめてしまった花子。
それでも誠司との食事は続けていたようですが、
立花に占いを辞めたいということを話した。

が、立花はとりあえず有給休暇を1ヶ月位とってみては、ということに。
1ヶ月も、と思う花子でしたが、相手は社長なんだからどうとでもなりますわなw
というわけで、その日のうちに会社では休むことが周知され、
誠司にも伝わっていた。

街角に行くことを避ける中で見つけた旅行のパンフレット。
それを誠司も見て一人旅をしてみたらいい、と気まぐれで選んだ場所へと行くことに。

そうして雪の残る宿へと向かった花子は、
休むどころではなくなってしまう。

正直、なんじゃこれ、って思いましたね^^;
書き始めが書き始めだったので、何か微妙になった?
とすら思ったもんで。
でも、予想外の結末になるわけです。

呆けてきているおばあさん。
そんなおばあさんの孫娘が東京で見ず知らずの相手に殺されていた。
でも、それをおばあさんに教えることが出来なかった。
というわけで、その孫娘のフリをしてほしいと花子は頼まれることとなった。

本当に休むどころじゃなくなったわけで^^;
流されるままにフリをさせられるこになったわけですが、
そこで言葉が降りてきたり。
フリは潮時。
その言葉で、そういうことね、とはわかるわけですが、
本当にまさかでした。

この宿は花子のお祖母さんが毎年泊まっていた宿だった。
有名な占い師だったお祖母さん。
彼女がこの旅館に花子への手紙を遺していた。

それは花子がなんでこの宿に来ることになったのかをわかった上で書かれた手紙だった。
本当にすごい占い師さんだったんですね。

宿を選んだのも誠司がパラパラとめくっているのをストップと止めた場所というね。
誠司と出会うことも含めてお祖母さんは未来を見ていた、ということなんでしょうね。

そこに書かれていた言葉。
少し意味を把握しきれない部分もあったものの、
揺らいでいた花子の気持ちをビシッと言い当てたものだった。

今まで人と関わることを拒んでいた。
そんな花子が人と関わるようになった。
まだまだ始めたばかり。
失敗もたくさんする。
でも、それでいいんだ、と。

そうして、東京に帰ると処理しきれていない状況なのに、
さらに混乱が。
偽物のミス・アンジェリカが街角に。

正体は花子が占ったことのある人だったわけですが、
自分は花子の言葉で助けられたけど、まだまだ困ってる人がたくさんいる。
だからなんとかしたくて、ということだった。
しかしまぁ、それで偽物にってのはなんともまぁすごい考え方ですね^^;

で、そこで花子と誠司が知ることになるのは、
アンジェリカのファンサイトが存在するということだった。
さあすがに笑ったw
マジですごいなw

そこに寄せられた多くの声。
それで花子は気付かされる。
わからなかったお祖母さんの言葉の意味を。
開いてしまった自分の部屋の扉。
自分の力で開けてしまったのかと思っていたが、そうじゃなかった。
街角にやってくる人たちのエネルギーで開けられたのだと。
そして、不器用でもその人達のために、と花子は街角に戻ることを決めた。

いざ戻ると考えるのは適当な言葉を言って傷つけてしまいたくない、という気持ち。
そう考えた花子は少しでも言葉を降ろせるようにならないかと訓練することに。
そこで出会ったのは1人の女の子。
そして彼女からの頼み。
不思議な体験をすることになる。
空、大地、周りからのエネルギーを取り込もうとする行為。
それはまさに神秘的なものだったんだそうな。
その力によって不思議な繋がりが出来るようになり、1人の男性の気持ちを救うこととなる。

その後も街角へ。
1人のお祖母さんから持ち込まれた相談は盗まれた指輪を探すことだった。
面倒事だと断ろうとした花子だったが、誠司が見事に参加w
厄介事に対する反応が機敏だねぇ^^;

でまぁ、相手の家に出向いて占いをすることに。
けど、結局何も得られなかった。
ただ、出向いた行為が家族に変化を与えることになる。

その後、街角に家族がやってくることになり。
占いをしていられる状況じゃなくなったために喫茶店へと行くことになって、
そこで言葉は降ってくる。

誰かを傷つけることになるのではないか、と心配していた花子だったわけですが、
家族がぎくしゃくしていたのは、互いが互いを心配してのことだった。

実際の価値よりも大切な思い出。
本当にいい結末でよかった。
指輪のこととは関係のない言葉をもらった3人の子供たちは
それぞれ花子の言葉で上手くいったんでしょうかね。

最後は花子がテレビに出演することに。

あのテレビ局の人間マジでイラッとするな。
花子のことを調べあげて脅してテレビに出させた。
周りの人に迷惑をかけてしまうことと、自分が出ることで解決させることで
悩んでる間に無理矢理。
しかも、内容はやらせで。
さっさとクビになれ、と心の底から思った。
立場を利用してセクハラとかも平気でしてそうだな、とかも思ったよ。

相手の占い師さんは嫌なヤツかと思ったら、最後に意外なキャラを見せて、
嫌なヤツとか思ってごめんなさいと思った^^;
花子と同じで困ってる人の背中をほんの少し押してあげているだけ。
確かにお金のためにテレビに出てはいるようですが、
それで顔を売ることで多くの人を救えるようになるのなら、という考えだったんだそうな。
ただまぁ、その気持ちが本当に長続きするかどうかはわからないですけどね^^;
ていうか、名前を聞いた時は勝手に男かと思ってたので女の人だったのはビックリしたw
で、花子ほどではないにしても力はあるようで、花子を最後には気にかけてたり。
意外といい人だったなぁ、と本当に驚いた。

悩んでいた気持ちの中で誠司がかけてくれたいつも通り、という言葉で、
花子はシナリオを無視して自分の占いを続けた。
その占いは質問に対して100%で言葉が降りてきた。
でも、司会と相談者のアイドルは番組上正解と言うことは出来なかった。
番組が終わってから最近悩んでいることについての話を。
さらに言葉は降りてきて彼女の気持ちを救うこととなる。

その帰り。
花子はいつも自分の気持ちを言葉に出来なかったが、
誠司にようやくありがとうと伝えることが出来た。
可愛いねぇw

テレビ的には正解はなし。
ということでしたが、アンジェリカのファンたちは彼女の占いが正解だった、
というのがわかったみたいですね。
誠司が言っていた通りとなりましたね。
自分のことのように嬉しそうでしたね。

というわけで、人気はさらにましたようですね。

これからも花子は占いを続けていくようで、
厄介事にも巻き込まれることとなるようですが、
それを受け入れ始めてるようですね。
そして、それがイヤじゃなくなってる。

会社でも少し変化が出てるし、
これからが楽しみですね。

誠司との関係も進展してほしいですね。
ただまぁ、誠司が一体何ものなのかってのが気になるよなぁ。
どうしてそこまでお節介なのかね。

開いてしまった扉。
その先に待っていたのは誠司。
これからも誠司が手を引いてくれるのでしょうけど、
手を引いてもらうのではなく、
手を繋いで隣を歩くようになるのはいつになるのか、
そうなるときが楽しみだなぁ。

新作も楽しみですが、これからも続いてほしいねぇ。
2巻も本当に良かった。

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