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謀王/秋目人(著) 読了

謀王/秋目人(著)騙り、謀り、フィッツラルド玉座へ。

王となるのに必要なこと。
大国からの許可状。
が、フィッツラルドのもとに届けられたのは不信任を伝えるものだった。

手をかけかけた玉座からフィッツラルドは再び遠ざかる。
再びその手にするために動き出す。

読んでるときは色々と感想を書くことを考えてたんですが、
読み終わってみると書くことが思い浮かばなくなった。
非常に困った^^;

面白くなかった、ということじゃなく、
読み終わったことですっきりしてしまったみたいですね。
「騙王」に続いて面白かったです。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
終わり方いいねぇ。

リズは母国へと戻って女王へ。
ガゼルの言うようにお似合いだと思ったんですけどね。
ただ、それに対してのリズの言葉。
きっと彼女の思ってる通りなんだろうねぇ。
もし、残ることを選んでいたらフィッツラルドはリズへの興味を失ってたんでしょうね。
ただ、離れることを惜しいと思う気持ちもあったのはあったのでしょうけど。

ガゼルがフィッツラルドの元に戻った後、リズが本当に一人でどうやって国を守っていくのか。
気になりますね。
ルウェウスの手が伸びてるわけですしね。
男尊女卑である国のあり方もあるし、フィッツラルド以上に大変な道だろうなぁ。

ライオットはルウェウスの部下だったんかぁ。
フィッツラルドが大丈夫って言ってたから、てっきり問題がないと思ってたけど。
その意味も、何があっても対処できる、という意味で信じてたというわけじゃなかったのね。
まぁ、心の底で信じていた部分があったようで少しばかりショックを受けてはいたみたいですが。
でも、フィッツラルドってどのことで疑いを持ったんだろ?
確信を得たのはリズのことででしょうけど。

アル・クオスでの会談。
そして、ルウェウスとの対面。
大国での内乱。
それを止め、自分の許可状をとるためにフィッツラルドは向かったわけですが、
全てはルウェウスの思惑通りだったようで。
ジェスタからアル・クオスに意識を移させるために。
それは成功してジェスタの王族は皆殺しに。

ただ、ルウェウスの思惑通りにはさせまいとリズをジェスタの初代女王に。
色々とまだまだリズは悩むのでしょうけどね。
しかも、噂としてリズが王族を殺した、というのも出てることから。
本当に大変だろうねぇ。

しかしまぁ、ルウェウスの策略はすごい長い目を見てしてたんだなぁ。
まだまだあきらめてないんでしょうけども、次はどうするんだろうかね。
ただ、自害したそっくりな男が本人なのかってのは気になるところですが。

セドリックの裏切り。
の裏にもルウェウスが。
ただまぁ、それはセドリック自身の過ちではあるようですけどね。
いやぁ、本当に裏切ってるものだと思ったよ。

そのせいで、フィッツラルドは毒を飲んで戻ってきてぎりぎりの状態なのに、
自国民との話し合いをすることに。
それにも事前に手を打っていたようですが。
あの状況ですごいな^^;

玉座へとたどり着いたフィッツラルド。
アル・クオスが攻めてくるようですが、それにフィッツラルドはどう勝つのか。
その後、ジェスタとどうなっていくのか。
兄との問題もこれからもあるだろうしねぇ。

しかしまぁ、結婚相手どうすんだろ?w
リズは最適だった、だろうしねぇ。
彼女以上の存在を求めてしまうと滅多といないだろうし。
どういう相手を選ぶのか気になるねぇ。

フィッツラルドは王になったことで、
これからもこれまで以上の苦難の道が続くんでしょうね。
でも、この物語はきっとこれで終わりなんだろうなぁ。
フィッツラルドが王になったわけですしね。
まぁ、続編が出れば買いますが、これで終わりでもいいと思うねぇ。
楽しかったです。
買ってよかった。


書き下ろし短編
「謀王 ―王子、自称脚本家と語る―」
フィッツラルドが主催となった観劇が開かれるに至った物語。
コリンのキャラクターがいいねw
こういう裏話があっての観劇だったんだなぁ、と楽しかったです。


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