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天上の音楽/木崎咲季(著) 読了

天上の音楽/木崎咲季(著)音楽のことが中心かと思ってたら、
そうじゃなかった。
頑固で、不器用で、素直じゃなくて、寂しがり屋な家族の話。

面白くなかった、ということはないですが、
面白かった、とも言いにくいような感じです。
それなりにページ数はあるのに、なかなか話が進まなかったのが、
ちょっとなぁ、と。
その割には時間経過はすごく進むわけで。
まぁ、簡単なことじゃないから時間はそれだけ必要なんだろう、
というのはわかるんですけどね。
だったら、父親とのことももうちょっと描いてほしかったなぁ、
というのが一番大きいところですかね。

良くも悪くももうちょっとこの人たちの話を読みたかった、
ってことかな?

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
母が亡くなり、離婚した父と父と一緒に暮らしていた姉とともに新たな生活が始まった。
姉はピアニストで父は指導者として有名な人物。
その中で弟の主人公は音楽の知識はからっきし。
彼を引き取った母もまたCDを出すプロのピアニストだったが、
彼から音楽を離そうとしていた。
彼もまた母の姿を見て、音楽から自然と遠ざかっていた。
そして、ピアノが嫌いという気持ちですらあった。
そんな中で自然と音楽が身近にある状況になる。

ともに家族と認めない、と思っていた最初。
でも、次第に互いの存在が大きくなっていく。

読んでいて思ったのは離れていた時間が長いこともあるし、
互いを姉、弟と思えてない、という入り方もあったせいもあり、
本当に姉弟には見えなかったね^^;
距離感が微妙なところだからなんでしょうね。
その微妙さが男女関係に近いところにあったんだろうと思う。

そんな一方で、想いを寄せてくれてる子の気持ちに微塵も気付いてなかった、
というのはどうかとw
いっぱいいっぱいだったんだろうなぁ、ってことなんでしょうけどね。
しかしまぁ、上総はいい人に恵まれてきたんだろうって思う。

父親の気持ち。
少しだけ伝わってきた、ということですけど。
出来れば、二人が話すところをもうちょっと描いてほしかったなぁ、と。

ついてきてほしい、なんて天音がもらしたときはキュンキュンしたなぁ。
ただ、彼女の中にドイツに行かない、という選択肢はない、という上総の気持ちに、
そういやそうだなぁ、と納得。

で、三上さんへの独占欲。
本当にそういうことだけなんだろうか?
というのが気になるところ。
三上さんとしてはどうなのか、って方が気になるけど、
こっちは妹のようにしか思ってないんかね?
てっきり婚約者とかでもあんのかな?と思ってました。
お父さんが信頼してるみたいだしねぇ。

まぁ、やっぱりそこそこ楽しめたんだと思います。
この人たちのこれからが知りたいと思えてるんでね。
次の作品をそれなりに楽しみにしようかな?


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