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とある飛空士への誓約 2/犬村小六(著) 読了

とある飛空士への誓約 2/犬村小六(著)後半のもどかしさが。。。

色々と秘密が明かされる2巻。
こんな秘密なら知りたくなかった。
そんな最後です。

3巻で一体どうなるのか、
待つのがちょっと怖いですね。
嫌な方にばかり想像してしまう。
少しでも救われる展開があるといいなぁ、と願います。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
楽しそうな学校生活。
大変は大変なんだろうけども、
悩みながらも本当に楽しんで勉強に励んでましたね。
7人のための部屋なんかも用意されていて、
それぞれが目的をもってしっかりと動いてるようですね。

ライナたちの策略での清顕とミオのデート。
微笑ましい感じだったわけですが、
その後の展開を知った後で思い出すと、
余計に辛く感じる。
フィオが遠く離れた場所にまで追いかけてきたことも感動したのに、
そういう理由があったのかよ、と感じると切なくなる。

何なのさ、一体。。。
という感じです、本当に。

空戦は生徒たちの模擬戦のみ。
ただ、読み応えとしては少し物足りないかなぁ、という感じでしたが、
最後の3機編隊での模擬戦は楽しかったです。

かぐらの清顕に甘えるのが可愛らしいですねw
純情ゆえに安心して甘えられるようで、人形のように可愛がる。
清顕自身も女性というよりは姉のような人と思ってるのでしょうけど、
かぐらは想い人がいるみたいですね。
単純に考えて清顕だと思うけど、違うんかね?
伝わってないだろうって言ってるし、そんな気しかしないけど。
実はバルタに対してなのかな?

模擬戦で成績を残せない清顕。
一方、1位と圧倒的な差を見せつけるイリア。
二人の差は精神的なもの。
清顕は必中の距離につめても引き金を引けないでいた。
そこにあるのは、何故人を殺さなければいけないのか、という自分への問い。
自分は空を愛している、飛空士になりたい、
人殺しになりたいわけではない。
そんな清顕の問題点をイリアはしっかりと見ていた。
そして、アドバイスも。
だから、そんなイリアの気持ちに応えたいと考え続けた。
その答えを教えてくれたのはミオ。

その後は成績をぐんぐん伸ばして2位にまで上り詰める。

で、最後は模擬戦で二人の一騎打ちになるわけですが、
そこで清顕は父がイリアの父と感じたという気持ちを少しだけ感じることが出来た。
そして、今なら出来るかもしれないと父がなした技に挑戦。
が、さすがにそれは出来なかった。
ただ、イリアはその一瞬負けを覚悟し、
地上から見ていたアクメドはそれをなしえるのではないかと感じさせられた。

二人の模擬戦は読んでいて気持ちがよかったですね。

そして、イリアの方は父のことで苦労してますね。
見捨てられないし、見捨てられたくない。
だけど、清顕のことを悪く言われることに対して、
父親に逆らうことが出来なかった自分の中に芽生える反抗心。
セシルが言ってましたけど、清顕と接することでイリアは変わってきてるんでしょうね。

そんなイリアの秘密。
清顕もさすがに気付いたようですが、七不思議の一つのドーナツ。
それを作ってるのはイリアだった。
ドーナツは母親との思い出だったんですね。
で、ストレスを発散するために作ってたっぽいねぇ。
記者との後に作られたことを考えると清顕と同じように怒ってたんでしょうね。

そして、いつもは怒っていたドーナツに描かれた動物たちが最後は笑顔に。
清顕のために作ったドーナツ。
さてはて、作った主が誰であるかわかっても、
そこに込められた気持ちには気づいてないみたいね^^;

いやはや、本当に誰よりも女の子っぽいですね。

バルタが上を目指す理由はなんなんでしょうかね。
利用できるものは全て利用して、という考えなわけですが、
そこまでさせるのに何か理由があるんだろうと思うけど、
何を抱えてるんだろうかね。

王位継承者はセシルかぁ。
普通の子であってほしいと思ってたんですが、
マジかぁ。
ただ、セシル自身には継承する気持ちは全くないようで。
どうするんでしょうかね。
アクメドはすっごいしつこいようですがw

ライナがハチドリだった、ということには1巻の段階で予想はしてたので驚かないですが、
かなり揺れてるみたいですね。
清顕の存在が特に自分の立場を忘れさせようとしてるみたいで。
自分のことを親友だと言い、信用しきっている。
だから、ライナは裏切られたらその相手を憎んでもいいんだ、と。
それでもやっぱり清顕はライナは憎めないんじゃないかなぁ。

そして、ウラノスのスパイはハチドリだけではなかった。

実家に帰ってからおかしくなったミオ。
そして、外交官という仕事と多くの養子。
さらにはフィオという鳥。
バルタが何を想像したのかはすぐにわかりましたが、信じたくなかったねぇ。

自分が清顕にかけた言葉。
誰かを守るために戦う。
それが清顕らしい。

そんな自分の言葉で清顕が選んだのは自分だった。
それがどれだけ嬉しいことか。
でも、それを受け止められなくなってしまった自分の立場。

ミオの上の兄弟たちはその事実を知って親に協力してんでしょうね。
様々な人種の優秀な子を引き取ったのは、その国で馴染みやすいように。

もしかして、というか、もしかしなくても、清顕の故郷が襲われたのは、
ミオの家族が情報を流してたからってことなのかな。
それも聞かされたんだろうか?
自分が清顕の家族を奪ってしまった、とか思ってたりすんのかな。

瞳から光を失くしたミオ。
ライナと付き合うことになった、とかって展開になんのかね?
そんな風になったら本気でイヤなんだが。
清顕、呑気にしてないで、どうにかしてくれ。
ミオを救ったげてほしい。
救えるとした清顕だけなんだから。
どうすることもできんのかねぇ。。。

友達でい続けること、結婚。
ミオは二つの誓約が苦しめてますからね。
しかしまぁ、何でミオに伝えられたのがこのタイミングなのかと。
上の兄弟はどういう気持ちでいるんだろうか。
ミオと同じような気持ちがあるのかねぇ。
それとも、ミオほど他との繋がりがなかったりするのかな。
というか、ミオが特殊すぎるほど強い繋がりを持ってしまったんですけど。
それが、これほどまでにミオを苦しめることになるとは。
全てをネガティブに考えてるだろうなぁ。

知らないままでいたあの時死ねていれば、とかって考えまでありそうだよなぁ。

本当に続きが怖いですね。
ただまぁ、同時に早く読みたいとも思います。
どうなるんだろうなぁ。


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確かに先の展開が怖い

同じような感想を自分ももちました。この話の展開の妙は見事だと思います。

この巻でエリアドール組全員の人柄と生い立ちが判明し、同時に色んなフラグが立ちました。

予想してる読者のひとは多いと思いますが、次なる波乱はハチドリの手引きによるウラノスのセントヴォルト侵攻が濃厚です。その時七人がどーなるのか?ミオはどーなる?鍵はやっぱセシルの決断?そのへんに注目ですね。

個人的にはかぐらに死亡フラグが立った気がしてヤです。

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