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紳堂助教授の帝都怪異考/エドワード・スミス(著) 読了

紳堂助教授の帝都怪異考/エドワード・スミス(著)不可思議な事件。
その真相は魔道の力によるもの。
というわけで、実際は人が何らかのトリックで起こしてる事件かと思って読んでいたのですが、
あまりにガッツリと非現実的な存在が出てきたのでビックリしましたw

感想としては悪くなかったです。
もう少し二人の物語が読みたい、と思える読後感でしたんで。
ただ、別の作品も、とまでは興味は持てなかったかな、という感じです。
続編が出たら買いたいし、それでさらに好きになれば別の作品も、
ってところですね。

二人の出会いとなる事件についても触れてほしいし、
続編はあってほしいですねぇ。
何故、紳堂がここまでアキヲに想いを寄せてるのか気になりますしね。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
最初の事件は立ったまま灰となった人間。
そうなった真相は煙の魔人・イフリートを使ったためだったわけですが、
殺した理由は若い妻が別の男と、というよくある話。
時代が大正ということで、その辺も絡めたことの真相への至り方なんかは、
なかなかに楽しかったです。
でもって、紳堂の相手を逆上させる言い方もよかった。
で、事件が終わると今度はイフリートとの知恵比べ。
これは比べるにも値しなかったわけですが、
後々イフリートとしっかり話をしたみたいですね。
で、協力もしてくれたわけですが、
もっと怒っていいと思うw
一体どんな話をして説き伏せたのやら^^;

二つ目は実体化する鬼の絵。
おにぎりで鬼斬りね。
そういう問題でなんとかなるものなんだろうか^^;
若干鬼が可哀そうな感じになってたw
メインも怪異より、未亡人とのことのほうが強かったですしね。
まぁ、アキヲの手記だしね^^;

三つ目は親友との話などなど。
これがのほほんとしてて好きでしたねぇ。
その後、美作はどうしたんだろ。
従妹に困ってるようですが^^;
鈍いねぇ。
実の妹の方はアシストとかせんのかなぁ?
で、妖精さんに笑ったw
慣れない土地とはいえどんくさすぎでしょw
可愛らしかったです^^;

最後はアキヲの心の傷。
すれ違っていた気持ち。
男装してるがゆえのすれ違い。
最後の最後でってのがねぇ。
しかも、本人からの言葉じゃなく、安心させるために抱きしめてくれた時にとか。
ただ、すれ違っていたとしても彼女にとっては初めての恋を出来たのは幸せなことだったのかな。
裏切られた気持ちは大きかったでしょうけど、
恋をしてたのは事実だもんねぇ。
そうだといいなぁ。

アキヲのこととなると甘くなる紳堂もよかった。
けど、その甘さゆえの結末になってしまった、という感じですね。
美作を巻き込んだりもしたわけですが、
どういうタイミングで話をするんだろうなぁ。

アキヲが少年ではなく男装した少女だったわけですが、
何のために男装させてるのかは、紳堂自身の問題が大きいのかな?
アキヲが紳堂に想いを寄せているように、
紳堂もまた、ということですが。
未亡人とか年上の人のそばにいるのは、
アキヲとは対照的な人にあえてってことだったのかな?

読みやすかったですし、楽しめました。
この後や二人の出会いなど続きを読んでみたいので続編を楽しみにしたいところですね。


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