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彼女と僕の伝奇的学問 2/水沢あきと(著) 読了

彼女と僕の伝奇的学問 2/水沢あきと(著)3巻が出ても読まん、たぶん。
半分くらい読んだ時にそう決めました。
とりあえずまぁ、前作のような不愉快さは
ないとは言い切れないものの、
非常に少なかったですね。
前作もそうですがオチが早い段階でわかりすぎるのは
どうにかならんのかね、と思うところです。

というわけで、モヤモヤする気持ちを長引かせないために、
かなり急ぎめで読みました。
今日発売した次の小説もあったのでね^^;

前作同様、オススメ出来ない作品になったかなと。
前作よりはまだマシだとは思いますけどね。
主人公の魅力がないのが読んでいく上で楽しめない理由でもあるんですよね。
そっちは前よりひどくなってた気がする。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
まず、「こうさかなるひと」って誰よ^^;
次に出てきたときは「みつはる」になってるしさ。
どういう間違え方をしてるのかがさっぱりわからんかった。
おもちゃの新幹線は新幹線でも違うものかな、とも思ったのですが、
そういうわけではないような感じ。
もし違うものなら、義男の本名が「なるひと」なのかな、とも思ったんですけどね。
「なるひと」と書かれてたのは最新型ではないにしても新しい新幹線だったということで、
それはないだろうってことで、「みつはる」がってことなのかと思ってたら、
「みつはる」が隼人だってことで話が進むし。
終盤はそれが変に気になってたなぁ。

二人を間違っていると誰も言えないだろうみたいなこと言ってましたけど、
限りなく黒に近いグレーだと思うなぁ。
とりあえず、歪んでるでしょ。
血を求めたのは啓介が想像した通りで間違いないと思う。
それを彼女の意思でしたのか、お山さまの意思でしたのかはわからんけど、
どっちみちそうなりたいという気持ちが強く反映された行動でしょうしね。
最後のおそらく啓介だけに見えた幻は、
お山さまが見せたものなのだろうとは思うけど。
その感じを思うに、両親と同じような道を辿りそうな気がしてならんなぁ、と。

この島の風習もこれで終わりというわけにはならないと思うしねぇ。
その時どうなることやらねぇ。

いい感じに終わらせようとしてるのが、
余計にモヤモヤするところ。

というわけで、今回は一つの島のシャーマニズムと、
そこに隠されていた真実。

それについては書きません。

ただ、前作とは違って研究に関することについては興味を持てる余裕があったなぁ、と思います。
その点はよかったかな、と。

隠されていた真実の部分も多少納得いかない感じもありますけどね。
でも、前作に比べるとはるかにマシだと感じられる。
そこまでして守るべきものなのかね、とは思いますけどね。

けど、最初にも書きましたが続巻が出ても買わない。
今回の感じだと絶対出ると思うけど。


サイドストーリー
『彼女と僕の伝奇的学問 ~銀の招き猫~』

雪希にバイトを頼まれた啓介と七海。
探偵の代役となった啓介がするのは探し物。
本編とは全く関係のない話だったなぁ、と。
そこに本編のような伝承とか民俗学とかそういうのが絡んでたりするのかと思ってたのですが、
そういうわけではなく、厳しくも優しい想いがあっただけ。
本編よりは読みやすいのでこういうのなら好きだなぁ、とは思いました。


サイドストーリーのような人の温かさを感じられるものなら続巻を買いたいなぁ、とは思いますね。
黒い部分ばかりが目立つからどうしても不愉快に感じてしまうんですよね。
何かもったいないと思うよ。


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