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クドリャフカの順番/米澤穂信(著) 読了

クドリャフカの順番/米澤穂信(著)クドリャフカの順番/米澤穂信(著)これに関しては結構違うところがあったねぇ。
でもって、書き方の違いも。
今までは奉太郎目線だけでしたが、
これに関してはえる、里志、摩耶花の3人の目線も。
アニメも同じようにそれぞれの目線で描かれてましたよね。
ただ、思ってるところが細かく書かれてたので楽しかった。
える目線が面白いねぇ。

俗称としてカンヤ祭とも呼ばれる文化祭が始まる。
でも、古典部には目を背けたくなるような状況になっていた。
そんな中でそれを好転させることも出来る事件が起こる。
再び奉太郎が謎を解き窮地を救う。

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以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
それぞれの目線があるのが面白いところですね。

漫研でのいざこざを抱える摩耶花の気持ちはなんともまぁ^^;
そこにいつもいるのが里志ってのがいいね。
本当に大好きなんだなぁ、ってのがわかる。

でもって、やっぱり漫研の部長さんはやり手だなぁ、と改めて思ったw
二日目も何か考えてたんでしょうけど、摩耶花が「夕べには骸に」を持ってこれなくて、
声出してたっぽいですね。
摩耶花は声の方を向いたけど部長がとは思わなかったようですけど。
河内のことをちゃんとわかってるからショーとして見せられる、
ってことなんでしょうけどね。
無茶するよなぁ、とは思うところ^^;

里志の奉太郎に対する想い。
自分への想い。
摩耶花への想い。
今回は里志目線があったからよくわかることですけど、
摩耶花の中に常にといっていいほど里志がいるように、
里志の中にも摩耶花がずっといるんだなぁ、と。
摩耶花を心配したり、自分のしようとしてることに摩耶花ならどう思うか、とか。
なのに、里志の態度。
まぁ、それは第4弾でわかる話ですけどアニメでは見てるので、
ここまで考えてるのに奉太郎に本気でキレられないと動けなかったってのがなぁ。
考えすぎてるから余計に動けなくしてたのかもしれないけどね。
「期待」についてのところは摩耶花目線でも読みたかったなぁ。

える目線が面白かったなぁ。
あわあわしたりって具合はアニメはちと強調しすぎてた部分もあったりしましたけど、
あれはあれで可愛らしかったからよかったと思う。
何より楽しんでいた、っていう感じもちゃんとありましたしね。
料理でのえると里志のそれぞれの目線がいいですね。
特に何とアニメが変えてあったわけではないですけどね。
えるは本当に料理を楽しそうにしてたんだろうなぁ、ってのは文章でも伝わってきた。

「十文字」事件についてはアニメでの最後のやり取りはなかったんだなぁ、と。
会長が委員長に目線を送る場面。
まぁ、4人の目線しかなかったから二人のってのは無理なんかな、と。

遊びでしかなかった、ってのはやっぱりもどかしいよなぁ。
本当にもう描くつもりはないんかねぇ。
ポスターはなんやかんやで描いてくれたわけだし、
そこには1年間での変化も確かにあったみたいだし。
何が描くことを拒ませてるんだろう。
遊び意外にも何かありそうな気がするなぁ。

アニメでは店番する奉太郎のところに供恵さんが来てましたけど、
原作では席を外してる間に来てたってことになってたのなぁ。
出番をってことでアニメでは話す場面を作ったってことだったんでしょうかね。
まぁ、別に違和感があったわけじゃないから、どっちゃでもいいと思いますけどね。
しかし、供恵さんは不思議な人ですよねぇ。
この人は何からどう考えが至ってんのか気になる。

後は時代背景の関係で漫研のコスプレが違いましたね。
摩耶花は原作ままだったと思いますが、他の部員がね。

わらしべ長者での摩耶花の小麦粉の代わりのもの。
目を腫らすようなことになるとはw

あとがきで書かれていたエピソードは本編の中に入れてたとはw
それにはビックリした^^;

第3弾も楽しかった。
次は第4弾ですが、いつ読めるだろうか?
少し間があいてしまうなぁ。


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生徒会長の「おつかれ」って一言はアニメオリジナルのシーンだったんですか。
あれ謎は解けた、伝わってた。けど、
と思うとかなりの隔たりを感じたりして深いなぁと思ったのでアニメスタッフGJだったんですね。

しみさんへ

返信が遅れてしまい申し訳ないです。

何て言ってたか忘れたので書かなかったのですが、「おつかれ」でしたね。
「おつかれ」の一言で色々と考えられますけど、実際のところはどうだったんでしょうね。
会長はちゃんと真意をわかっててくれたんでしょうかね。
そうだといいのですが。

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