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ドラフィル!2 竜ヶ坂商店街オーケストラの革命/美奈川護(著) 読了

ドラフィル!2 竜ヶ坂商店街オーケストラの革命/美奈川護(著)最初に感想とは別のところを。
誤字脱字がちと多すぎじゃね?^^;
人の名前が変わってる時もあったってのがどうなのかとね。

とまぁ、そんな風に思いもしましたが、
内容は面白かったです。
そことそこが繋がってたの?
って感じでしたね。
他のメンバーのことも解決したりと相変わらずな二人。

始まりは七緒のインタビュー。
その中で話した演奏会へ向けて走り始めたドラフィルが
色々な問題を乗り越えながら前へ進んでいく。

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以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
1章は吹子、源次郎さんのこと。
メインは新たに登場した副会長の芳吉さんとその孫の修一。
始まりは吹子にストーカーがという源次郎さんの話から始まる。
で、その正体は修一だったわけですが、
ストーカーとは紙一重なところだったわけではありますが、
彼は両家のわだかまりを解消したいと思っていた。
源次郎さんと芳吉さんは会えばいつも口げんかをしていた。
そのせいで、その息子たちも気まずい状況だったらしい。
でも、孫の自分たちはと考えてのことだったみたいですが、
それだけが目的だったわけではない。
吹子に惚れてるのもあったようでね。
ただまぁ、それはそれでとりあえず置いておいて話は進む。
何でストーカーまがいのことをし始めたのか。
修一が見つけた源次郎さんと芳吉さんの仲が悪い、と感じる理由に繋がるものを見つけたから。
それは、源次郎さんの奥さんと芳吉さんが一緒に写った写真が残っていたからだった。
けどまぁ、ちゃんと調べていくとそれは芳吉さんではなく芳吉さんの亡くなったお兄さんだった。
そして、修一が心配する必要などなかった。
源次郎さんと芳吉さんの口げんかは、その二人の愛情表現のようなもの。
喧嘩してようが二人は互いに相手のことを認めている。
それが二人にとっては正しい形。

けどまぁ、写真を見つけて二人のケンカだと勘違いしてもしょうがないよなぁ^^;
でもって、色々と他にも言いたかったことを修一は言えたようだし、よかったですね。

2章は新たにドラフィルにやってきたティンパニストの亮三。
そんな彼と兄のわだかまりの解消。
30過ぎても売れないロックバンドを続けていた亮三が竜ヶ坂に戻ってきた。
元々は高校でティンパニーを担当していたらしい。
でまぁ、そんな兄はクラシックならいいがロックはダメだと言う人。
なのに、色々と違和感が。
その正体を明らかにするために同窓会を開く。
そこで上映されたのは兄の黒歴史。
ただまぁ、兄は弟の現状を自分の責任だと思っていたみたいですが、
弟はそんなことは微塵も感じてなかった。
そんなこんなで無事解決。
いいおっちゃんたちだったなぁ。
最後に言っていたみたいに、バンド再結成で商店街を盛り上げていったらいいのにね。

3章はヴィオラの幸とその母親。
母親はジャズピアニストで七緒がファンだという人。
玲於奈さんやカラオケボックスの店長の六条とのジャズバンド仲間だった人でもある。
で、彼女は男癖が悪く幸は母親と思っていなかった。
そんな彼女と自分を重ねる響介。
この3章よかった。
しかしまぁ、あんな曲あるんですね。
840回繰り返す曲。
マジで嫌がらせだなw
でも、そんな曲を大切な人の為に捧げ続けた愛子さん。
誰が旦那さんかはすぐにわかりましたよねぇ。
けどまぁ、相手結婚してたとは^^;
そりゃ、言えるわけないわな。
ただ、どこかでちゃんと話をしなきゃいけなかったのを、
後回しにし続けていたのはよくないですよね。
それを七緒たちが繋いだ。
今はまだ許せない、でも、と幸。
そんな幸に許してもらえたら違う曲を弾く。
その約束の日まで七緒は彼女のサインをもらうことをやめた。

お酒を飲んでないと手が震えるのよ、にそれはアル中よと突っ込んだところが、
思いの外ツボにはまりましたw

4章は響介と父親。
ヴァイオリンを辞めろ。
そんな風に言われた響介は演奏に支障が出るほどに揺れていた。
そこまでの話で少しずつ話が出てきてての4章ですが、
父親と叔父さんの関係や、父親と羽田野の関係。
そして、2つのヴァイオリン。
とりあえずまぁ、父親と叔父さんって本当の兄弟じゃなかったんかい^^;
体型が明らかに違うということでしたけど、
父親がそもそも違った。
そりゃ、違うわw
それだけ隠してきてたことでもあるんでしょうけどね。
そして叔父も知らなかった父親と羽田野の関係。
七緒は茶化して異母兄弟か、なんて言ったりもしてましたけどねw
そうじゃなく、1つのヴァイオリンで繋がっていた。
そのヴァイオリンの作った人も、そして渡っていった経緯も奇跡の連続のようなもの。
本当にすごい繋がり方だなぁ、と。
で、響介は父親の前で演奏。
諦めそうになった中で弦が切れるというハプニング。
そして、父親に返したヴァイオリンに変えて演奏を再開。
魔物がすむ中で、悪魔に魂を売る。
響介はその位の気持ちで弾きはじめたが、
そんな響介を後ろから優しく包み込んだ、
ドラフィルのメンバー。
響介は魂を売ることなく弾き終えた。

その後は表情はわかりにくいものの父親とはしっかりと話せて、
ちゃんとあの男とは呼ばずに父さん、と。

しかしまぁ、響介の家のゴタゴタ具合がすごかった。
それをここまで知らずに過ごしてたのってある意味すごいなぁ、とも^^;
まぁ、父親が避けてたようではありますし、仕方がないのかな。

3巻は考えてるんでしょうかね?
ゆかりの出てきた方から、続きがありそうな感じがしないでもないですけど。
1巻で終わったつもりだったとあとがきで書かれてますけどね。
何はともあれ、楽しかったです。
続きや、別の作品も読んでいきたい。


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