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とある飛空士への誓約 1/犬村小六(著) 読了

とある飛空士への誓約 1/犬村小六(著)これから7人に一体何が起こるのか、
という楽しみにさせる部分があちこちにあった1巻。
丸々序章って感じでしたね。

戦闘機がメインであった、これまでのシリーズとは違い
1巻では飛空艇という7人の主人公全員で動かす機体がメインに。
そして、士官候補生だけで、敵中を翔破することになる。

戦闘機のスピード感もいいですが、これはこれで読んでいて面白かったです。
人と人との伝声管越しの熱のこもったやり取りに熱くなりました。

空の一族についてはどうなるんだろうなぁ、と思ってましたが、
最初からガッツリ絡んでました。
この後、「恋歌」に繋がるだろうと思うと楽しみになる。

これから始まる物語ですが、
とてもワクワクさせられ、この後が楽しみで仕方がない1巻でした。
2巻、3巻と続いていく中でどういう展開になってくのか楽しみでならないですねぇ。

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以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
秘密を抱える二人。
1人は領土を奪われた国の王族。
1人は空の一族・ウラノスからやってきたスパイ。
その二人の秘密と、知らず知らずのうちに交わされる大きな誓約。
七人が何かしら秘密を抱えてるような感じがありますよね。

それらが今後どういう意味をもたらすのか、本当に楽しみでならないですね。

でまぁ、自分の正体を隠した二人。
この人なんじゃないのかなぁ?
と予想しながら読んでいたわけですが、
他の人も怪しくなってきたりと自信がなくなった^^;

王族は最初はミオだと思ったんですけど、
彼女は彼女でまた別の秘密を抱えてるんじゃなかろうか、と思ったりも。
けどまぁ、ミオだと思うのよなぁ、これは。
清顕への態度もすごく偉そうでしたからね、最初。
で、そんなミオと清顕の幼い頃の結婚の約束。
これもまた、何か重要な意味になるそうで。
だから余計に王族なんじゃ、という気持ちがあるわけですけどね。

だけど、王族として怪しいと感じるのはバルタザールもで。
こっちはスパイとしても怪しい感じがするけど、
優秀すぎず、落ちこぼれずを保っていると自分で語ってるところがあるから、
機長になるような優秀さを出すとは思えないんですよね。
けど、彼は彼で昇級し続けなければいけないという使命があるようで、
それは何から来てるのか、っていうのが気になりますね。
それが、今の彼の冷徹にも思える感じをを作ってるのかもしれないし。

スパイとして怪しいと思ったのはライナですね。
感情を殺してきた、ゆえに、こういうキャラを作ったんじゃないかなぁ、と。
優秀すぎずってところもあってると思うし。

スパイの大穴はセシルだけど、普通の子だと思いたい^^;
七人の誓約の後のスパイの一人称が、
わたし
なのが気になるところ。

操縦士と担当した清顕とイリアの因縁。
父親同士が両国のエースとして戦っていた。
そして、清顕の父が一応は勝利を収めたわけだが、
受け継がれている話には両国の間で差がある。
だまし討ちをした、と
実戦では使えないとされていた技術で仕留めた。

イリアの人形のような表情は父が敗れたことから、
飛空機に乗れなくなった自分の代わりに空の王となるべき叩き込まれてきた結果。
でも、いくら表情を固めようとも17歳の女の子には変わりなし。
なかなかにいいリアクションをしていたりしてましたが、
当人にとってはそれどころじゃないわな^^;
タイミングもタイミングだったでしょうね、あれは。
奇妙な夢の後でしたからね。
清顕も同じタイミングでおそらく同じ夢を見てたんでしょうかね。

その後は、女であるという自覚をさせられることが起こったり。
それに関してはかぐらの助けでなんとかなったわけですが、
始末の時のイリアがすげぇ^^;
それだけのことをしようとしたんだから当然の報いですけどね。
読んでいるだけで痛くなるね^^;

イリアたちを助けたかぐらは清顕の姉にそっくりな女性。
本当によく似てるらしいけど、もしかして、そこに何か秘密があったりすんのかなぁ。
という感じにも。
実は双子で、清顕の姉が養子に出されたとか。
ないか?

清顕に飛空機の操縦を教えた師。
単機で敵中を翔破したアクメドという騎士だった。
父親の弟子にあたるらしいのですが、
この繋がりも気になるところですよね。
ここでそんな繋がり方をするとは思ってなかったんでねぇ。

しかしまぁ、繋がりのある世界だからなのか、
似たような状況がどこでもあるものなんだなぁ、と思った。

でだ、ウラノスは雇われてる身だったんですね。
航空勢力を貸し出してる。
ウラノスは一体どういう集団なんだろ?
彼らだけは世界を違う考え方でとらえてるみたいですけど。
だからって、地上の人たちをもてあそぶように殺していいわけがないわけで。
一体世界をどうしたいんでしょうね。

色々と続きが気になる部分がたくさん残ったままで終わった1巻。
続きが楽しみで仕方がないので早めの発売に期待^^;
でもって、シャルルやカルたちが再登場することも楽しみだなぁ。


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