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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(下)/岡田麿里(著) 読了

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(下)/岡田麿里(著)上巻を読んだときにも思っていたようですが、
覚えてないながらもたぶん、
下巻はそれ以上にアニメを見た人が読むもの、と思いました。

小説オリジナルの部分もありはしましたけど、
原作アニメから端折られてる部分もかなりありました。
端折られてる部分の方が多い感じですね。

それからラストの変更。
この順番もありだと思うけど、変える必要ってあったんだろうか?
とほんの少しだけ疑問に。

ていうかね、表紙を開いた1枚目のイラストせこいよねw
その時点で思い出して、うっ、、、ってなるもん^^;

色々と不満に思う部分はあるにはありましたが、
やっぱり「あの花」はいい作品だなぁと思いました。
今はスクエアのマンガ版もありますし、2013年夏にはめんま視点での映画化もあるし。
これからも「あの花」の世界を楽しめることは素直に嬉しいですね。

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以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
端折られてるせいか、文字と映像の差なのか、
やっぱり少し物足りない部分はありましたが、
最後は泣いてしまいました。

でまぁ、感想としては端折られてる部分についてを書こうかなぁ、と。

めんまのお母さんのこと。
花火の打ち上げの時にお母さんが来てくれたりしましたが、
あぁいうのがなかったです。
というか、弟からじんたんへの話がそもそもなかったんですよね。
だから、めんまのお母さんのことを触れずとも進められることは出来たんですけど。
やっぱりめんまの家族のことはもう少し触れてほしかったかなぁ、と思いました。
お母さんへの感情も怖い、という部分が強い印象で終わってる感じだったのも、
寂しく思いましたし。

あなる、つるこ、ユキアツの三人の想い。
ここは本当に何で端折った?^^;
少しだけ話はずれる部分ではありますけど、
つるこの想いはこれがあったからより深く伝わるし、
もったいないと思った。
ただまぁ、あなるをユキアツが助けるって展開が丸々なかったんだなぁ、
というのに納得は出来ましたけどね。

つるこに関することが全体的に少なくなってたってことなんかなぁ。
ユキアツがめんまへプレゼントした髪飾りを拾った、というくだりもかったし。

じんたんがバイト中にライトの向きをめんまが変えるってところがなかったのも、
寂しかったなぁ。
暗く見えにくい場所で作業をするじんたんを少しでも手伝いたい
と思うめんまの気持ちですし。
暗い部分が唐突に明るくなる、
というのは映像だから映えた部分かもしれないけど、あれはあってほしかった。

同じセリフでも場所が違ったりというのもありましたね。
あなるの告白に、じんたんが泣いた理由にフランダースの犬を使った時とか。

オリジナルの部分としては交換日記をしてた、ってことになるのかな?
それから缶蹴りなんかもしてましたね。
ユキアツがあれでしたけどねw
めんまに見つけられて喜ぶなよ^^;

話の途中に入ったぽっぽの想い。
うろの中にいるめんまが自分を見続けている。
ぽっぽがずっと抱えていたものが描かれてたのはよかったと思う。

ラストはめんまの涙を流しながらふにゃっとした笑顔じゃなく、
めんまを見送った後での花火、という展開でした。
原作アニメでは花火を打ち上げたけどめんまは成仏しなかった、
という風になってましたけど。

小説の順番もこれはこれでありなのかな、とは思いますけど。
そこにはめんまの家族もいたアニメの方がやっぱり印象に残る、と思う。

感想としては不満なことばかりを書いてしまいましたが、
好きゆえのですね。
それに、不満はあった小説でもそれはそれ。
「あの花」はいい作品であるには変わりないです。
1年近く待っててよかった。


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