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TOKYO GIRL'S LIFE ~絶対に失恋しない唯一の方法~/菱田愛日(著) 読了

TOKYO GIRL'S LIFE ~絶対に失恋しない唯一の方法~/菱田愛日(著)静かで心休まる場所。
行きつけのバーで遙希が出会ったのは、
新しいバイトとしてやってきた中学時代の後輩の佳奈子と、
ある思惑から常連の遙希に近づいてきたバーのお客の舞衣だった。

最初はどうにも歯車があってなかった三人ですが、
その三人でいることが次第に自然となっていく。

最初は、うわぁ、って感じの女性同士のやり取り。
でも、少しずつ変わっていくと、いいなぁ、と思える関係に。

浅い関係だと女性同士というのは嫌な感じがよくするけど、
深い関係になると女性同士の方が結びつきは強いんでしょうね。
それがすごくいいと思いました。

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以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
なぁなぁなまま、いつしか格好いい憧れる先輩女性、という位置が定着してしまった遙希。
憧れられること自体は嬉しくないわけがない。
でも、勝手な噂がどんどん大きくなっていく。
でまぁ、色々と噂話を言いに来てた後輩。
あの子が噂のきっかけなんじゃなかろうか、と思うんだけど。
ていうか、あの子マジでムカつくな。
合コン行くために仕事押し付けるなよ。
それでも何も言わないのは、その子のためにならんと思うんだけどなぁ。

遙希の久しぶりの恋。
その結末は悲しいけれど、その後がよかった。
あんな風にいられる場所があるっていうのは幸せなことなんだろうなぁ。

内心では色々と思うところがあるのはわかるけど、遙希はやっぱりカッコいい人だと思う。
これからもっといい恋が出来るよね。
店長さんは本当に恋の対象にはなってないのか?
それが気になる^^;

で、店長さんの気持ちはどうだったんだろう?
そこに恋愛感情はあったんだろうか?
不思議な人だなぁ。

この人に最初はゲームでも次第に本気になれた舞衣は幸せなことだったんだと思う。
ちゃんと失恋出来たわけですからね。
これからが本当の恋の始まりなんでしょうね。

男をとっかえひっかえ。
そんな舞衣が次に狙ったのが店長さんだった。
笑顔の裏に黒いことを考えていることがわかりやすい舞衣。
でも、腹を割ると意外といい子だなぁ、と。
そこまで本当に大変なんだろうとは思うし、
限られた人にしか無理なんだろうけど。
そういう素のままの彼女の方が素敵だと思うなぁ。

これからどう変わっていくのかが楽しみな感じですね。
変わらない部分は変わらないままでいいと思いますけどね。

遙希をキラキラしてて憧れの先輩と思い続けてきた佳奈子。
この子はちと鈍いね^^;
何で舞衣の好きな人がテツになるw
でも、真っ直ぐで真面目なところはいいですね。
しかしまぁ、遙希の卒業やら東京へ行くやらを聞いて号泣してたってのは、、、
正直ひくわぁw
友達になりたい、ということですが、相変わらず呼び方が先輩なのは変えた方がいいだろうなぁ。
呼び方が少しのきっかけになるだろうし。

しかしまぁ、遙希が好きになった人。
なんなんだ、あの人は。
学生気分のまま居続けて後悔すればいいよね。
報いを受けるのは自分だしねぇ。

静かで心休まる場所だったバー。
その場所が静かではなくなったけど、今まで以上に安らぐ場所へ。

頑張る女性のためのということですが、男の自分が読んでも十分に楽しめました。
「空の彼方」ってファンタジーみたいだけど、
少し読んでみたいかもなぁ。

サイドストーリー
「TOKYO GIRL'S LIFE~絶対に忘れない初恋の結末~」

遙希の大学時代に付き合っていた人との話。
遙希がフラれるという形で終わった恋。
彼氏、せこいわ。
遙希だって同じように辛く寂しい思いをしてたのに、
それでも頑張ってたのは
彼氏がいるから、
という安心感があったから。
なのに、その彼氏は好きな人がほかに出来たからと別れを切り出す。
他に好きな人が出来たから、というよりは、もう他の人と付き合ってんだろ?
って思うわけでね。
自分だけが辛さに耐えられてないと思ってるところがイラッと。
一つのいい思い出として遙希は残してるけど、やっぱりイラッとするよね。
女性はそういうとき強がるのが上手いけど、
男性は甘ちゃんにもほどがあんなぁ、とあきれるくらいに思った。


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