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アウター×トップ/神野淳一(著) 読了

アウター×トップ/神野淳一(著)もっとロードレースばかりだと予想していたのですが、
恋愛も絡めつつで、
最初から最後まで楽しめました。
続編を書いてほしい。

「ツール!」を読んでいたおかげもあって、
頭の中で場面を想像しやすかったので、
とても読みやすかったです。

それに、恋愛も初々しい感じで少しニヤニヤとさせられました。

いいタイミングで新しい展開がって感じでダラダラとした感じがなくて、
飽きることなく最後まで読めたなぁ、という印象ですね。

楽しかったです。
クラス1、さらにはその上へと向かっていく姿を本当に書いてほしいなぁ。
有季もどうなってくか気になりますしねぇ。

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以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
大学で上京した京助が出会ったのは有季。
そして、有季と知り合ったことで同い年の悠宇と出会うことが出来た。
地元ではロードバイクを持っている人がおらず、
一人で走り続けていた京助にとって初めて出来た仲間。
同じ大学ながらも大学内では話をすることはなく、
ロードバイクに乗りながら二人の仲は深まっていく。
しゃべらなくても相手の考えが伝わるほどに。

オールラウンダーの京助とクライマーの悠宇。
そして、悠宇の妹の有季は高校生ながら実力はかなりのもの。

兄妹の父親はマウンテンバイクのプロだったようで、
そちらに進んでもらおうと思ってたみたいですけど、
自転車にということで乗せたロードバイクの方に悠宇がはまり、
妹は兄を見てロードバイクに乗るようになった。

マウンテンバイクでってのはあったんでしょうけど、
同じ自転車ということでお父さんは協力を惜しまないみたいですね。

そんな二人とは違い、通学のためとロードバイクを買ってもらった京助。
その後、実際に見たロードレースの空気でやられてしまい、没頭していく。

どちらも学業もしっかりとという考え方で。
高校まではレースに出たことがなかった。
そして、京助に関しては大学の3年間で結果を残さなければいけない、
と考えていた。
ダメならダメと諦めて、就職に。

クラスが上がるか上がらないかの瀬戸際で起こった京助の骨折。
それで一定の距離を取っていた有季との距離が縮まりましたね。
でもって、自分のしたことのなかったトレーニングをすることで、
また成長をすることが出来たり。

最後まで気持ちはちゃんと伝えようとはしなかったわけですが、
どっからどう見てもカップルだわなw

京助がいない間に悠宇が出会った南。
そして、南とチームを組んでいた瞬一。
この4人が新たに同盟関係となった。

南はかつてプロとして活躍していたが怪我で一からやり直した選手。
彼と同盟を組んだことで、バイクについて教えられたことのなかった二人は、
多くのことを学んでいく。

瞬一は最初は気に食わなかったわけですが、
一緒に走ることで認めていき、
京助にとってのライバルに。
相手がいることで本来の力以上のものを底の底から引き出すことが出来た。
最後のレースは熱かったですねぇ。
しかも、結果がばっちり残ったわけですからね。

悠宇がちょっとつかみどころがない感じだなぁ、と。
結果を残したレースでは印象に残ったわけですけど、
それ以外だとどうにも一歩引いた感じで。
京助と有季のことを初めとして全体的にね。
もうちょっと悠宇の周りのことがあってもよかったんじゃないかなぁ、と思ったり。

有季が雑誌に載ったことで今後どうなっていくかも気になるし、
4人のチームがこれからどこまで上っていけるのかも気になる。
だから、ぜひとも続編を書いてほしい。


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