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ソラの星/岩関昂道(著) 読了

ソラの星/岩関昂道(著)面白かったです。
別の作品が発売された時は買いたいですねぇ。
次の作品楽しみにしたい。
読んでよかったねぇ。

行き倒れの女性・ソラと出会ったアキラ。
そんな彼に舞い込んできた話は病院の予知猫。
その猫に興味を持ったソラ。
そこから始まるのは、アキラの知らない世界の現実だった。

ソラとアキラ以外にももう少しスポットが当たってもよかったんじゃないかな?
って思ったんですよねぇ。
続編的なものは考えてたりしないのかな?と思いました。
出来なくはないと思うのですよね。
ないと思うけど、あったら嬉しいなぁ、って感じですね。
個人的にはさやかをメインにした感じの話があっても、とね。

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以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
行き倒れの女性を拾ったアキラ。
そんな彼女はソラと名乗り、
アキラは彼女の携帯電話を誤って洗濯物と一緒に洗濯機へ。

直りかけていたという、その携帯電話。
それはアキラが見たこともない端末だった。
壊してしまったこともあってアキラはソラを家に置くことにした。

そうして、一緒に暮らしていく中で彼女のことが少しずつわかっていくわけですが、
彼女は記憶喪失だった。
そして、宇宙人だった。
携帯電話は色々とすごい機能があった。

宇宙人という疑いは微塵もなかったですねw
あぁ、マジですかぁ。
って感じだったなぁ。
本人が記憶喪失だから、そういうのがわかりにくかったんでしょうけどね。
にしても、あれだけの知識はどうやって手に入れたんだろ?
それも、全部前に住んでた家の人が教えてくれたのかね?
どういう家だったんだろう?

そういうのも謎なままだったし、
結局、最後までソラが追われていた相手が誰なのかはわからんかったわけで、
宇宙人だったのかな?
宇宙人の存在を知る人間だったんかねぇ。

そして、二人が巻き込まれることになったのは、
アキラの大学の友人のさやかが話した予知猫だった。
彼女の家は総合病院で、アキラはそのことを知らなかったみたいですね。
普段のさやかの感じからもそんな風には思いもしなかったみたいで。
まぁ、お嬢様って感じは全然しなかったね。

そんな彼女の家の病院にいつしか住み着いた野良猫が予知猫だった。
予知猫・リルは数十件もの患者の死に立ち会った。
リルが懐いた患者は数日以内になくなっていた。

そんな噂にソラが食いついて病院に行きたがったが、
さやかにソラのことをどう説明したものかと思い、
連れていくことが出来なかった。

けどまぁ、結局内緒でついていっちゃったわけで、
従姉として紹介。

そういうこと気にするからさやかへの気持ちもまんざらでもないのかなぁ?
とか思ったんですけどね。
全くもって、そっち方面はアキラは鈍かったみたいですね^^;
さやかももうちょっと積極的にアピールすればいいのにねぇ。
いい子だと思うんに。
まぁ、気付いてやれよって話だが^^;

そんなこんなで予知猫のことに巻き込まれた?自分たちから飛び込んだ?わけですが、
リルは実は猫ではなかった。
リルもまた宇宙人だった。

死にゆく細胞が発する匂い。
それが好きらしく、それを嗅ぐために亡くなる直前の人に懐いていた。

ソラとアキラがこっそり潜入した病院で調べた結果だったわけですが、
その直後に事故が起こる。
懐いていた医師がトラックにひかれて亡くなった。
彼は診断を受けて体には何も異常がなかったと話していた。
そんな彼に懐いていたリル。

病死する人に懐いていたんじゃないか、
その疑惑。
そんな直後に懐かれたのがアキラだった。
病院からわざわざ家にまでやってきてまで。

そうして、アキラに訪れる命の危機。
友達やソラに助けられるアキラ。

そして、ソラが調べた結果リルの正体が宇宙人ということがわかり、
リルが狙っていたのはアキラではなく、
ソラだった。

宇宙人と知りながら何故一緒に暮らしているのか、
それに興味を持ち、その相手であるアキラが一体何者なのか、
それが気になった。

そして、アキラの命の危機はリルに集まった残留思念によるものだった。
残留思念が周りの物を不幸にする。
それにアキラが巻き込まれた。

リルはソラに言う。
他にも宇宙人はたくさんいる。
でも、ソラは戻るべきだと。
記憶喪失のソラが地球にいる意味はない。
だけど、リル自身はアキラのそばを離れるつもりはなかった。

そして、命の危機が再び訪れ怯えるアキラ。

そんなアキラのためにソラがしたこと。
色々と調べわかったこと。

そして、ソラはリルを自分の代わりに自分の宇宙船へと送った。
携帯電話は直っていた。
でも、アキラのことが心配でそれを言い出せなかった。

アキラはソラが責任を感じることではないと何度も言った。
でも、やっぱり一連のことを自分の責任とした。

そして、ソラは自分の星へ帰る手段を失った。

でまぁ、色々と後で聞かされたアキラ。
亡くなった医師もまた宇宙人だった。
そして、亡くなった患者さんたちの担当医は全て彼だった。
つまり、彼が意図的に殺した可能性もあった。
その中でリルと何かしら情報交換もあったのだろう、と。
でも、全てはソラの想像の中。

けど、彼が死んだ理由だけがわからなかった。
何で死ぬことになったのか。
リルとの間で何か問題が生じたのか。

それについてはさやかから聞かされることとなった。

リルと名付けた男の子。
その子を殺されたからだったみたいですね。
彼はリルの言葉を聞くことが出来たらしい。
そんな彼に今までとは違い本当に懐いていた。
慕っていた。
そんな彼をいつもと同じように医師は殺した。
だから、復讐をした。

そして、自分と同じような環境にあった二人に興味を持った。

さやかが語ったこと。
そして、そこからアキラが思ったことがきっと真実なのでしょうね。
残留思念さえどうにか出来れば、
リルとアキラ、ソラの3人はいい関係で暮らしていけたんじゃないのかなぁ、と思う。

ソラの星についたリルがそこで残留思念を取り除かれて、
再び地球に戻ってくる。
なんて展開が今後あればいいねぇ、と思う。

リルに心の休まる場所っていうのかな、そういうのが出来ればいいねぇ。

ソラの好きという告白はどういう好きなんでしょうねぇ。
さやかと同じ好きなんだろうとは思うけどね。
そんなことを言われた相手と同じ屋根の下。
アキラはこれからどうすんだろ^^;

しかしまぁ、オチはなかなかによかった。
命の危機のなかで体調がすごく悪くなったアキラなわけですが、
それは半年も賞味期限のきれた味噌を使った味噌汁を飲まされていたからだった。
ソラ、そこは確認しようよ^^;
ていうか、アキラもアキラで捨てろよw

まぁ、なんともなくてよかったですけどね^^;

これからのアキラとソラ、それにさやかはどうなっていくんでしょうかねぇ。

さやかが疑った雄一とソラの関係。
あれは気になりますよねぇ。
僕も何でソラを先に読んだんだろう?
ってのが気になってたわけで。
そもそも、協力者として雄一と繋がってましたしね。
二人の間に何があったんだろうか?

もしかして、雄一もまた宇宙人だったとかってオチなのかな?
さやかは知らないけど義兄とかで。
ってなわけないか。

けど、気になる存在でしたね。

色々と気になる部分が残りつつ終わったので、
本当に続編とかあるといいなぁ、って思います。

読んでよかった。
楽しかった。


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