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セイジャの式日/柴村仁(著) 読了

セイジャの式日/柴村仁(著)読む時間がなかなか出来なくて時間がかかってしまいましたが、
最終章となる今作も本当によかった。
最後のイラスト、すごく好きです。

前半は前作に続いてハルが語り手。
今までと感じが違う、と感じたかなぁ。
怖いというのが強かった。
後半はもうちょっと読んでいたかった、
と読み終わった時に思いました。
というか、これで由良の話が終わってしまうのは本当に寂しい。

けどまぁ、本当にいい作品と出会えたなぁ、と思いますね。
柴村仁さんの他の作品も読んでみたいです。
メディアワークス文庫から他にも出てたはずなんで、
それを次は読んでみようと思います。

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以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
前半は前作から間もないタイミングの話。
由良家に訪れた後の話。
彼方への頼みの行き先で起こった事件。

犀が本当に怖いと思ったねぇ。
でもって、ハルに関しては死にかけたわけで^^;
こんな展開になるとは思ってなかった。

一つの石像から出来た一つの噂話。
そして、架空の物語。
小説をめぐる事件。

全てを知って何もしなかった犀。

犀と彼方。
似てるかねぇ。
死から見えるものをって考えてる部分もあるし、
絵の中に込めてるものも、負ではあるのでしょうけど。
彼方の歪み方と犀の歪み方は似てないと思うなぁ。

宛がまた彼方のフリをしましたけど、今回はわかりやすかったですね。
呼び方が違うから今後ハルに関しては間違うことないでしょうねぇ。
彼方が言ったらお終いだけども^^;

さてはて、宛から語られるスペードのクイーンの話。
絵は彼方本人に渡されたものだったみたいですね。
ということは亡くなった大切な人ってのは吉野のことってことになるよね?
それはそれで複雑な気持ちだなぁ。
あんたのせいで追い詰められてたのに。
亡くなってから大切だと気付いて、一緒にいた男に絵を渡すとかねぇ。
心底自分勝手なやつだと。

その絵を義母兄妹であるハルに渡したのは、
どうなんだろうなぁ、とまた考えることになりましたね。
何か違う感じがしたかな。
彼方に渡すべきじゃないかって思った。
彼方がそれを受け止めることが出来るようになった時に。
ハルは絵のことや、彼方にあったことを知ったわけで、
これからどうするんだろうなぁ。
後半の感じでは付き合いは続いてるみたいですけどね。

ハルは結局、Aのサインもらえたのかね?w

後半は前半からどれくらい時間が経ったんだろ?
その間に彼方の中で一体何があったんだろうなぁ。
まぁ、ほとんど仮面被ってたという感じもありますけどね。
それでも、前半で見た彼方の印象から随分変わってた。
変わる何かにハルは少し関わってたりするのかなぁ?

しかしまぁ、教育実習生として学校に戻ってくるとは思ってなかったなぁ。
その中で知った幽霊の噂。
そして、1人の女生徒の存在。
吉野に重ねてた部分あるでしょうね、きっと。

たぶん、前半の噂話と同じように続いていくんだろうなぁ。
どう改変されていくのかはわからないけど。
こっちには悪意が込められそうでイヤだなぁ。

てか、口切った翌日の彼方はもしかして宛なんじゃなかろうか、と疑った。
だってさぁ、今までが今までだもんよw

Aはアイドル辞めたんですねぇ。
そこには絶対宛が絡んでるわけで、何か進展があったんでしょうね。
すっげぇ気になるんだけど^^;
彼方の噂話の中でしか出て来てないから本当にちょろっとだけ。
もうちょっと話がほしかったねぇ。

最後に彼方に語りかけたのは吉野だと思いたい。
彼女の言葉の通り、
これからの彼方が笑顔であり続けてくれることを願う。

絹川への返事の通り、彼方は先生になるのでしょうかねぇ。
その辺も彼方らしく自由に何か色々としそうですけどね^^;
何年後かはわからないけど、先生となってるといいなぁ。

本当に読んでよかった三作でした。
柴村仁さんの作品を他にも読んでいこうと思います。
ライトノベルで1つのシリーズものがあるみたいですが、
それはどうしようかなぁ。


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