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サマーウォーズ クライシス・オブ・OZ/土屋つかさ(著) 読了

サマーウォーズ クライシス・オブ・OZ/土屋つかさ(著)面白かった。
映画を見てサマーウォーズが好きになった人は、
読んでおいて損はないと思う。
佳主馬が好きならなおのこと読んだほうがいいと思う。

物語は映画の3ヶ月前。
ゴールデンウィークに起こった事件。
一人の年上の女の子・真紀と出会ったことで佳主馬はその事件の中心へ。
そして、その中で強さの意味を知ることとなる。
佳主馬の成長を描いた話という感じですね。

ただまぁ、色々と考えると映画の方に違和感を感じてしまうのですけどね^^;
そこはまぁ、映画で描かれていない部分で起こっているのだろう、と思うようにしました。

OZという仮想世界と現実をうまく繋げて、
映画に負けない良さがあったと思います。
戦闘シーンの派手さは文章故に劣りますが、
他で十二分に補っていたと思います。

予想していた以上に楽しかったです。

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以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
ゴールデンウィークの最中。
佳主馬はOMCの日本代表選手を決めるための大会に参加。
4連覇のかかった大会だった。
それの開会式をネットカフェのパソコンでしていた佳主馬だったが、
当たり判定で引っかかっているアバターを発見。
そして、そのアバター・マキは隣の個室にいた女の子・真紀だった。

というわけで、その後事件に巻き込まれていくわけですが。
最後の展開は予想してなかったかなぁ。
少し前にあぁ、そういうことかと気付きはしたけど、
途中までは疑いもしてなかった^^;

で、少し不満に思ったのは、
そういうことをしようと思ったきっかけが描かれてなかったことですかね。
一緒に創り上げてきたモノと相手を裏切ってまでしたかったことって何だったんだろう?
お金だけが目的でそこまでするのかなぁ、って思った。
相手を負かすことが好き。
そういう性格も関係してたのかなぁ。
一緒に創り上げたが故に、相手の優秀さもわかり、
それを裏切って自分のほうがという思いを味わいたかった。
そんな気持ちがあったりしたのかなぁ、と。
まぁ、色々と考えられるから描かれていないというのも別段悪くはないのかもしれないけどね^^;

さてはて、佳主馬と真紀の二人のやり取りは読んでいてニヤニヤしたなぁw
佳主馬にとっては初恋だったのかもしれないですね。
そして、そんな真紀がいてくれたから、佳主馬は戦う意味を知ることが出来た。
それが後々夏休みでの守るための戦いへと繋がるわけですね。
佳主馬が大きく成長した話になってるので、本当に読んでよかった。

でまぁ、当然ながらその後の二人がすごく気になります。
佳主馬はちゃんと想いを伝えることが出来たんだろうか?
気になるなぁ。

ていうか、映画の中で真紀のアバターに似たアバターがいたりするんじゃなかろうか?
と探したい気持ちでいっぱいですね。

健二はちょろっと登場する程度だと思ってたのですが、
ガッツリ絡んでたので余計に楽しかったです。
OZのバイトとKKというアバター名とその由来の誤解、数字が得意なことで
健二だということは予想がついていましたけど、
あまりにがっつり絡んでたので、
これは映画に違和感が^^;
という感じになりましたね。
まぁ、読んでるうちは気になりませんけどね。
上にも書きましたが、描かれていない部分で起こっているのだろう、と思うようにしましたし。

栄おばあちゃんはやっぱりカッコイイなぁ。
でもって理一さんは、またかw
本当に何者だよw

OZと現実世界をうまく絡めて、サマーウォーズの世界観を崩さず、
すごくよく出来た話だったと思います。
また映画を見たくなりました。


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