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きのうの世界/恩田陸(著) 読了

きのうの世界(上)/恩田陸(著)きのうの世界(下)/恩田陸(著)読む前は楽しみにしていたのですが、、、
最後まで乗りきれなかった^^;
入り込んで読めなかった。
だから、やたら時間かかったなぁ。

それから、結末もちょっと納得いかない感じだったなぁ。
ここまで来てそんな結末なの!?
って感じでした。

そこまでが散々不思議なことが起こっていたので、
街の秘密に関わる部分が真相にあるのかと思ってたんですけどね。
ただ、この結末がこれだけの人を動かしたというのはすごいなぁ。
と思った。
バタフライ・エフェクトというのはすげぇですなぁ。

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きのうの世界/恩田陸(著)


以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
一人の男性が亡くなった。
その男性はある日突然失踪した男性で、
居場所がわからなくなっていた人たちが知ったのは、
その事件を新聞で知った時だった。

殺人事件。

でも、兇器は見つからない。
犯人はどこに?

その男性は亡くなるまでの間、街の人たちと色々と話をしていた。
何かを調べている。
けど、誰も何をしているのかは本当のことはわからなかった。

その街は3つの塔と水路が特徴の街だった。

亡くなった男性には特別な力があった。
見たものを写真のように記憶することが出来た。

そして、その力が全ての事件の始まりだった。

街の秘密が明かされた時は面白かったです。
そういう秘密が隠されてたのなぁ、と。
しかもかなりの昔からですからね。
それを考えた最初の人は本当にすごいなぁ、と。

そのために一つの一族が街に深く関わってきていた。

塔もその一つだったわけですけど。
何で塔にしたんだろ?
象徴として残したかったのはわかるけど、
そのためにしたのが塔ってのはまた壊しにくいよなぁ、って思った。

真実から目を逸らしてきた街の人たちもそうだしね。
街の人達はちゃんと知っておくべきことなのに、
それを何で知らず知らずのうちに視線から外すように興味をなくすようにしていったんだろ。
そんなことしても何も変わらないし、いざってとき危ないのは自分たちなんにね。

ところで、井戸ってなんだったんだろ?
覚えてないだけかね?
あれも水が抜ける場所なんかと思ったけど、
あの人の家は浮島の上じゃないはずだから関係ないし。
本当に井戸として使ってただけなんかな。
何かありそうな気がしてならんかった。

亡くなった人の弟はどうなったんだろ?
というか、どうしたんだろ?

で、そんな彼と接触した女性。
会社の同僚だった女性の姉。
興味を持ってやってきたけど、
全てを知った後に亡くなった。
殺されたのかと思ったけど、本当に病気だったみたいですね。
病気にしろ殺されたにしろ、
彼女が亡くなる必要ってあったんだろうか。
ていうか、遅かれ早かれ倒れるんじゃないかと予想が出来たのなら、
それを伝えてあげればよかったのに。

街に済む人たちの不思議な行動や経験した不思議な体験は
最後には何がどうしてってのはわかるわけですけど、
わかったんだけど、
それでも不思議なままだった気がする。
こういうことだと言われたから余計に不思議な気がした、
ってのもあるかもしれないね。
何かモヤモヤした感じが残りました。

でまぁ、最初に事件の真相は事故だった。
兇器はカラスたちが持っていった。
深くに刺さったような瓶の破片をカラスって持っていけるもんなんか?
という疑問はあったんですが。
街に隠されてた何かが彼を殺したのかな、って思ってたんですよね。
街の秘密は街の秘密、事件の真相は事件の真相と別だったわけでね。
そこが直接繋がっててほしかったなぁ、って思いました。

でもって、意識と体の分離ってのもちょっとピンとこんかったんですよね。
焚き火の神様の真相もそこに繋がってたわけですけど。
どうなんだろうなぁ、って思った。

まぁ、全体的にモヤモヤした感じでした。
もう一回読むと違った感じに見えてくるかもしれないかなぁ。
今はちょっと読む気にはなれないけども^^;

 

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ご意見参考にさせて頂いた通りすがりの者です。この小説は半年以上経っても読破できずにおり、読み続けるか止めるか悩んでおりましたが、おかげさまで決意できました。そっと閉じる事にします。

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