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図書館革命 図書館戦争シリーズ(4)/有川浩(著) 読了

図書館革命 図書館戦争シリーズ(4)/有川浩(著)本編のラストとなる図書館革命。

扱われてる問題が大きい分、
その中で返ってくるニヤニヤ感が半端ないのですよ。

そして、短編は柴崎の可愛くて怖い話。
本当にこの人だけは恐ろしいねw

児玉清さんのと対談も今回で最後。
今回も面白かったです。

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以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
入り方がテロなのに、
そのすぐ後が初デートだもんなぁ。
ニヤニヤが止まらんよw
準備する郁が可愛すぎるんですよ。

そんなこんなで、テロから始まった世の中の大きな動き。
そこからメディア良化法のあり方について国民が考えていく。
本を読む人にしか実感のわかなかった現実。
それをテレビという媒介を使って
今まで自分には関係のないことと思っていた国民も真剣に考えることになった。

本当に人間て自分に直接影響が出てこない限り、真剣に考えないんでしょうね。
真剣に考えてるのかもしれない人もどこか他人ごとだったりすると思う。

テレビの各局による放送で不便さを感じ、
その中で見るニュースでようやく事の重大さを知らされる。
そこまでに30年以上。
本当に長いよねぇ。

けど、そこから3年で事態は拡大する一方だった図書隊と良化隊員との戦いが
一気に縮小される。
銃器の使用がなくなったことは大きな一歩ではありますよね。
ただまぁ、だからといって検閲がなくなったわけじゃないのが悲しいところではありますが。
その検閲も縮小化していき図書隊という組織がなくなることが、
寂しいけれども一番いい未来となる。

そんな未来が訪れてるといいなぁと思わずにいられない。
その反面、現実の世界がこの世界に近づいていかないことを本当に願います。
自分はそんな世の中になりつつある時、
本当に越えてはいけない一線を越えそうになっている時に
ちゃんと気付けるだろうか。
自分も気付いてほしいし、
メディアもちゃんと隠された本質に気付いて報道してほしいものです。

さてはて、郁と堂上の初デート。
カミツレのハーブティーを飲む約束。
あんなもんどう考えてもデートだよねw
楽しそうで本当によかった。

で、護衛中で堂上が負傷し動けないときの無理矢理のキス。
そして、一方的な告白しちゃってるのに、告白を後でするという宣言。
郁らしい突っ込んで行き方だと思いますよね。

そんで、そんな自分の行いを思い出し後で会いに行くのが怖くなる。
もう一度思いを伝えたら堂上の反応に勘違い。

だけど、ちゃんと気持ちを確かめ合って2人は無事結ばれた。
本当によかった。
堂上も何か可愛いんですよねぇw

慧のことでゴタゴタした手塚と柴崎。
今回の短編で2人のことが触れられますが。
手塚はもっと男らしく行けばいいのにね。
キスは無理矢理にするくせにw
何で気持ちをちゃんと伝えるとなると尻込みするのやら^^;
まぁ、柴崎相手に尻込みするのはしょうがないかもしれないけどさ。

だって、記憶をなくすだろうと傍目ではわかるような酔い方。
けど、それは柴崎にとって全て記憶に残る行い。
そんなことをやってのける柴崎だもんなぁ。
可愛いけど本当に怖いよw

あの寝ぼけてる柴崎に対して郁への嫉妬を言うのではなく、
あのタイミングで告白をしてたら柴崎ってどういう反応してたんだろうなぁ。
ていうか、酔った勢いでいいから言っちゃえばよかったのに、とも思う。
あんな甘え方されて気持ちが云々もおかしい話だと思うよ。

小牧と毬江は相変わらず順調。
大人となっていく毬江に小牧は若干戸惑いもありつつだったりしますが。
そんな毬江を自分の大事な人だと主張したいとハッキリとわかる形のプレゼント。
ペアの指輪。
この2人は安心して見られますね。

秦野館長代理の裏切りは本当に意外な場所からでしたよね。
江東館長さえ来なければ、彼が考え方を変えることなく、
自分の理想を貫けたでしょうに。

稲嶺司令の仕込み車椅子のシーンはカッコいいですよね。
ただ、そこに当然寂しさが含まれてるのが辛いところです。
しかも、日野という地でその仕込みを使わなければいけない状況になることも。
リフォームしたとはいえ、奥さんとの大事な思い出がある家でもありますしね。
本当に良化隊員にはムッとする場面です。

少しだけ見えた違う一面なんかが一瞬あったりしますが、
結局は同じ人なんだもんなぁ。
ちゃんと話せば分かってくれる人もいるとは思いたいものですね。

稲嶺司令だけは明確なイメージがあり、
それは児玉清さんに他ならなかった。
対談で語られた事実。
イメージとしてピッタリですが、
有川さんはそれをイメージして書かれてたんだなぁ。
しかも、漫画版をってなったときに、そこだけは指定したそうな。
それだけ思いが強かったのでしょうね。
稲嶺司令という人はこのシリーズでとても大事な人ですからね。

ていうか、大嵐のなか実際に東京を歩かれてたのかw
それにはビックリしたよ。
そりゃ、情景が浮かびやすいわけだ。

というわけで、本編の最後となった革命もやっぱり楽しかった。

残すは別冊が2冊。
ベタ甘展開が増すので楽しみですね。
まぁ、単行本あるんだから待たずに読もうと思えば読めますが、
そこは待つ楽しみというものもありますからね。
来月、再来月と楽しみに待つとします。

短編は残った2つはなんだっけかな?


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