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有川浩脚本集 もう一つのシアター!/有川浩(著) 読了

有川浩脚本集 もう一つのシアター!/有川浩(著)面白くないというわけではないですが、
すごく微妙な感じでした。

実際に演者さんが演じているのを見ると、
当然気持ちは変わってくると思いますし、
註釈を読んでいても細かい部分で色々とされているんだな。
というのがよくわかりましたしね。
だからまぁ、本で読んだことで物足りなさを感じたのかもしれないです。

ただ、それとは別に言えるのは田沼先生のキャラが強すぎるということですかね。
メインになってくる登場人物ではありますが、
他の登場人物を喰ってしまっている感じがしました。
先生が何かしようとしていることはわかりきっていましたが、
それにしてもという感じでしたね。

まぁ、これはこれという感じで完結となる3巻を楽しみに待ちたいと思います。

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有川浩脚本集 もう一つのシアター!/有川浩(著)


以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
全力を出しきっているのか?

というわけで、
シアターフラッグが地方公演で学校に呼ばれたときの話。
1人の先生の企みからシアターフラッグの面々はトラブルに巻き込まれてしまいます。
けど、最後にはそのおかげで新しい可能性や思いをより強くしたりといい方向に働いた。

ゲストキャラとしては有川浩さんの「三匹のおっさん」の登場人物も登場。
「三匹のおっさん」まだ読んでないので、近いうちに読みたいなぁ。
と思うところです。

小宮山とゆかりがゴミを演じるというのが面白かったですね。
これを題材にしたスピンオフムービーがDVDにあるらしい。
これはちょっと見てみたいところですね。
小宮山とゆかりの2人が演じたというのがまた良い理由でもありますね。

先生が色々と企んでるから自然とキャラが強くなっているのですが、
やっぱり強すぎるなぁ。
という印象でしたね。

娘が声優を目指したいという。
そして、やって来たシアターフラッグの主宰の巧と一応は手伝っている司。
そんな3人のことを思っての行動。

けど、先生と司たちの繋がりは父親にあった。
父親とは親友で劇団員の仲間だった。
自分がもっと強く辞めさせるように言っていれば死ななかったのに、
という思いがあってのことだった。

そして、その世界の苦しさの中を全力で走っていたからこそ知っている、
痛みと現実。
だから、娘にはそういう世界には入ってほしくなかった。
そして、これから演劇を見る生徒たちが目指してしまうかもしれない。

それならば、という思いでの妨害。

にしても、やり方が汚すぎるんですよね^^;
でもって、わかりやすすぎる。
括弧書きでどういう感じかというのが書かれているからというのはありますけど。
それでも、たぶん先生の態度はすごくわかりやすかったと思う。
ていうか、演劇をしていたのなら、ここまで焦ったりするかね?
と思ったり。

自分でもこういうことはしちゃいけない。
という思いがあっての戸惑いかもしれないですけどね。

最後はいい感じにまとめられてましたけどね。

やっぱり少しモヤモヤとして感じでした。
悪くはなかったですし、演者さんの演じるものを見れば気持ちは変わるかもしれない。
だけど、この脚本集を読んだ気持ちとしては、
舞台のDVDほしいかも。
と思っていた気持ちは薄れました。
スピンオフムービーは見てみたいですけどね。

自分のこう思った気持ちにもモヤモヤした感じになってしまった作品でした。


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