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県庁おもてなし課/有川浩(著) 読了

県庁おもてなし課/有川浩(著)今回も楽しませてもらいました。
前半はイライラとしながら、
後半はニヤニヤとしながら、
って感じですね。

本当に行政しっかりせぇよw
って感じでしたよねぇ。
それがどんどん成長していくのがよかったです。
ていうかまぁ、成長ってわけでもないんでしょうけどね。

というわけで、おもてなし課は高知県に実在する部署。
それを舞台にてんやわんやと恋愛を絡めつつ進んでいく。

小説内できっかけとなったことに関しては有川さんが実体験したことらしい。
実体験てのがマジでビックリしたよw

後半は恋愛部分が多くなるわけですが、
やっぱり有川浩さんのこういう話はええですねぇ。
6章の出だしは笑ったw

旅行は好きではないのですが、高知県は面白そうだなぁ。
と思いました。
土佐弁で書かれてるセリフにも関しても、
最初はさすがに慣れないので読みづらかったんですけどね。
イントネーションやらはわからんのですが、それに慣れてくると
良い、と思いました。

というわけで、やっぱり外れなしな有川浩さんです。

以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
まずは物語とは無関係なことを。
仁淀川という言葉が出てきた時は、
何か嬉しかったw
仁淀の神様じゃん!
と「空の中」の書き下ろしを思い出しましたねぇ。

パンダ誘致論は実話ではなくフィクション。
真実は有川さんのお父さんがお酒を飲んだ時に愚痴ったことを元にしているらしい。
王子動物園よりも前にそれをしたらええと思ったお父さんは本当にすごいと思う。
王子動物園は身近な存在だっただけに、
それが実現出来てたら本当に違ったでしょうにね。

掛水というおもてなし課の人が1人の特使・小説家の吉門と接点を持ったことで、
どんどん変わっていく。
そして、出会った女性・多紀。
最初は妹みたいな存在だった彼女がどんどん大きくなっていく。
吉門は吉門で色々なことを抱えていた。

前半のおもてなし課のグダグダ感は本当にイライラしたねぇw
おもてなし課というよりは県庁がなんですけどね。
なんなのよ?と。
けど、下元さんはすごい人だなぁ、と。
歳は一番上なのに柔軟な方だと。

吉門とパンダ誘致論者の清遠さんが親子だというのは全くわからんかったなぁ。
何かあるんだろうと思ったところに、
娘の佐和が出てきたので元夫婦とかか?
って感じでしたね。

けど、最後は元が取れたっていうね。
うまくいって良かった。

しかしまぁ、県庁から追い出された人間を呼び戻すっていうのはすごいよねぇ。
最後は吉門と清遠さんが予想していた通りとなってしまったわけですが。
そうなるだろうなぁとは僕も思ってましたけど。
追い出し方がまたひどいよなぁ。
手柄はやらんとかないだろ。
そこまで予想してても手伝おうとした清遠は本当にすごいですよね。
心から高知を変えたい、盛り上げたいと。
そのためなら自分は裏方になろうとも成功すればいい。
自分が溜めに溜め込んだ案を恨み通していい相手に渡せるもんかと。
無理でしょうよ。

最後の吉門と掛水の対談は笑ったなぁw
対談が終わったと思ってた掛水には黙って引き続き録音してたっていうね。
吉門がやり方を考えたみたいですが、
そうしてほしいと頼んだのは多紀。
本当に2人はいいねぇ、と思いましたね。

自分が納得出来るまで苗字読みを突き通した掛水はカッコ良かったです。

てかまぁ、掛水を始めとして多紀も吉門も佐和も可愛かったですねぇ。
何この人らと思ったw
いい人達だったなぁ。

なんかまぁ、いつにもましてグダグダな感想になっちまったなぁ。
という感じですが、楽しかったです。
最後にあった有川さんの対談も面白かったです。

今月末には図書館戦争シリーズの戦争と内乱が文庫化されますし、
来月には危機ともう一つのシアター!が発売。
楽しみで仕方がないですねぇ。

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