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サクラダリセット 4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY/河野裕(著) 読了

サクラダリセット 4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY/河野裕(著)ザ・スニーカーに掲載された短編が2つ。
ショートショートが2つ。
書き下ろしの短編が1つ。
サクラダリセットとは関係の無い短編が1つ。
という6つの短編からなる短編集です。

ハズレなしな短編集だったと思います。
どれも面白かったです。
特に気に入ったのは「ビー玉世界とキャンディーレジスト」ですね。
共感する部分があったので、かなり入り込めました。
美空のショートショートもどちらもほんわかとした感じで好きでした。

以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
「ビー玉世界とキャンディーレジスト」
高校入学式の出来事。
1人の女の子がビー玉の中に入り込んでしまった。
無意識で発動する能力。
出かたは本人にもわからない。

それがケイと美空の高校に入って初めての奉仕クラブでの仕事。
最初の仕事としては簡単なことだった。
彼女がビー玉に入る前の世界に戻り先生に報告すればいい。
それだけのこと。
しかし、ケイはそうしなかった。
ギリギリまで調査をし、管理局では出来ない形で問題を解決する。
それは津島の予想通りの成果を、ケイはこの仕事で成し得た。
ケイ以上に能力者への対処に優れたものはいない。

ケイの漢字表記は「恵」みたいですね。
この感じだと「メグミ」とも読めるから読み間違えられ、
それで女性と間違えられてしまったりするから「ケイ」とカタカナで表記してるんだそうな。

でまぁ、何でこれが好きかと言いますと、
彼女があえて悪ぶろうとしてるところですね。
僕も高校時代はアホみたいに毎日通ってたわけですよ。
無遅刻無早退無欠席で。
このまま学校行かなくてもいいんじゃないかと何度も思ったことがあります。
けど、そんなこと出来なかったんですよね。
その理由がこの話を読んで少しわかった気がしました。

「ある日の春埼さん~お見舞い編~」
美空が主人公のショートショート。
風邪を引いたケイのところにお見舞いに行く。
たったそれだけのこと。
と思うのだが、美空の中では色々な考えが。
最後はちゃんとケイのところに行ったようでよかった。

「月の砂を採りに行った少年の話」
野ノ尾の前から消えた少年。
1匹のネコから始まった話。
終わり方がすごく好きでした。

「ある日の春埼さん~友達作り編~」
美空が野ノ尾と友達になろう。
という話。
まだ知り合い。
という段階で2人は終わりましたが、
冒頭の美空の上にネコが乗るっていうのはいいですねw

「Strapping/Goodbye is not an easy word to say」
菫の死後、美空が自分でリセット出来なくなった話。
美空は何故リセットが使えなくなったのか。
自分で必死に考えて結論を出す。
その過程で菫から言われた2つの白い箱。
その話の理解もした。
形や色が違っていたのに、それに気付かなかっただけ。
そして、リセットが出来なくなった今。
何が原因なのかがわかった。
ケイに嫌われたくない。
ただ、それだけだった。

美空がケイと呼ぶようになった理由。
美空がネコのストラップをつけている理由なども語られる。
ストラップはそういう意味があったんだなぁ。
と短編でするには何だかもったいなく感じました。

「ホワイトパズル」
サクラダリセットとは関係の無い短編。
けど、サクラダと近い雰囲気の世界観。
別時間の自分と入れ替わることがある少女と
そんな少女と出会った少年の話。
夏だけ出会う2人が真っ白なパズルを完成させていく7年間の話。

彼女が消えてしまうかもしれない15歳。
パズルの完成が2人の別れの時になるのか、
そこからが本当の2人の話となるのか。

悲しい話になるのかと思ったんですけどね。
結末はハッピーエンド。
サクラダとは関係ない話ではありましたが、
この短編集に収録していただいて本当によかったと思う作品でした。


5巻は春に発売予定。
本編の続きが楽しみだ。

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