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フリーター、家を買う。/有川浩(著) 読了

フリーター、家を買う。/有川浩(著)内容とは別に、
発売してすぐに買っときゃよかったなぁ。
と、何故買わなかった自分に泣きそうになった。

でまぁ、良かったです。
有川さんにしては恋愛要素がほとんどない。
後半は少しありましたけどね。

うつ病となった母を支え、
フリーターが正社員となり、
家を買う。

秋ドラマの関係で内容を少し知ってたわけですが、
想像してたほどじゃなかった。
というのは正直なところありました。
もっとひどいのかと。

そんなこんなで前半は辛い部分もありますが、
それも含めて良かったです。

以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
ひどいと思ってたのは父親の誠一のことですね。
寿美子がうつ病だということを受けとめきれずに
家に帰ってこなくなるのかと思ってました。

けど、そんなことはなく。
最初こそはダメな父親でした。
亜矢子に注意されていたのに病院にも連れていかず、
病状を悪化させた。
誠治がバイトするようになり、夜の薬のチェックが出来なくなったときに、
ちゃんと見守らず、回復していたのに悪くなったり。
それは誠治にも原因がありましたが、誠治はきちんと自分が何故悪かったのか受け止めていた。
そんなこともあり、ちゃんと受け止めてからは大分変わった。
所々で変わる前が出ていましたが、
元からそういう性格だったみたいですしね。

誠治は就職後3ヶ月で会社を辞め、
遊ぶお金がほしいためだけにバイトを点々と。
気に食わないことがあれば突然辞める。
そんな生活。
食事も家族と一緒に食べることもなくなっていたので、
寿美子がユラユラとしていることに気付いていたが、
亜矢子が来るまで何がなんだかわからなかった。
そして、この家族がおかれている状況も知っていなかった。

これが一番ビックリした。
この街に移り住んですぐの親睦会で誠一がやらかした。
いつも厳格な父親だったが、酒を呑んだら酔いつぶれ厳格さはどこにもなくなる。
そのせいで誠一は本人は知らないのに、全て寿美子が背負うことになった。
亜矢子はさすがに途中で気付いたが、誠治は気付かなかった。
誠治も気付けよ。
ってのがほとんどでしたけどね^^;
亜矢子は話そうとしたらしいが、寿美子に止められていた。
知らないのなら知らないままでいい。
今、幸せなら、自分で知るまでは。

母親の病状は、今の家にいる限り一定以上よくなることはない。
家そのものに原因があるから。

だから、誠治は家を買おうと決めた。
自分の遊ぶお金なら惜しみなく使う誠一だが、
家のことでお金は使おうとはしなかった。
心が弱いからだと言って。

でまぁ、夜間に土木関係の仕事を始めた誠治。
短期で辞めていく中で1人長く続けていたこともあり、
現場の人達に気に入られていた。
そして、寿美子のことで色々とアドバイスをもらったりもした。

そんな会社の親会社から正社員にならないかと話が来た。
けど、それは喜ばしいことではなかった。
親族で幹部を固める会社で子会社のバイト先からぼったくって運営してるような会社だった。
それなら自分の部下にと社長は考えていた。

それと同じタイミングで別会社の面接があった。
しかし、寿美子のパニックで面接をキャンセル。
その後連絡があり、再度面接してもらえることとなった。
けど、それは別の部署だったわけですが。

そんな2つの会社から声をかけてもらった。

で、悩んだ結果働きたいと思った現在のバイト先へ。
事務関係を一手に引き受けるなんでも屋として。
親会社から独立するための一歩として。

そこからの誠治はめまぐるしい変化でしたね。
いつの間にか自分が雇う側として面接をしたりも。
自分の経験から募集方法にも一工夫したりして。

このころには寿美子は大分落ち着いてきていた。
さらに、寿美子を落ち着かせたのは猫の存在だった。
そっちの世話で他のことあれやこれやと考えるヒマがなくなった。

そして、誠治のお金が200万を越えた時に誠一に話をする。
誠治の200万と亜矢子の100万。
それを見せて、誠一は家を買うことを決めた。
誠治は二世帯ローンを組むつもりだったが、
二世帯ローンを組んでも誠一が全て払える範囲内の金額で買うと誠一は決めた。
いつか家を出れるように。
そして、引越しとなった。

で、新しく来た女性とは最後はいい感じに。
突然のキスにはビックリしましたけどねw
誠治が家に誘ったってことは寿美子は大分よくなったってことですかね?
2人がこれからどうなるのか。
楽しみです。

豊川視点の書き下ろしも面白かったです。
家に呼ばれた時に豊川も誘おうとしたのには笑ったねぇw

豊川の新しい恋が早く見つかるといいなぁ。
ほんといい奴だと思った。

亜矢子は色々とすごかったなぁ。
最初の時点でいい姉ちゃんだとわかりましたが、
まぁ、怖いよねw
わかっててもあれは怖いよ^^;

もうちょっと亜矢子の出番が個人的にはほしかったかなぁ。
とも思いますが、最初がインパクト強いので
これくらいの出番の方が丁度いいのかもしれないですね。

良かったです。
そして、自分のダメさ加減を思い知らされることになった。
しっかりしなきゃなぁ。

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