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イヴの時間 another act/水市恵(著) 読了

イヴの時間 another act/水市恵(著)番外編的なものだけと思っていたのですが、
ノベライズなんだから、アニメを小説にってことでしたねぇ。
勝手に勘違いをしてました。
小説の完全オリジナルは最後の話だけでした。

けど、すごく良かったです。

5話からなる小説で
アニメからはact01、act02、act04、act05の4つですね。
最後は小説版オリジナル。

5話全てで出てくるのはピアノ。
で、最後でそのピアノをメインに持ってきて終わる。

といった感じですね。

オリジナルすごい良かったです。
そういうのもあり得る世界なんだよなぁ。
と納得の話でした。

以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
第5話すごく好きです。
サミィがリクオのことを思い色々と悩んでいるのと同じで、
彼も悩んでいてもおかしくはない。

リクオがピアノを辞めた原因となったアンドロイドの話。

何故そのアンドロイドは製品化されなかったか。
それはコンクールの後、彼はピアノを弾けなくなっていたから。

初めての大観衆の前での演奏。
満足のいくものだった。
人に喜ばれることを嬉しく思った。

しかし、

リクオの姉の言葉を聞き、
リクオの顔を見てしまった。

人を喜ばせていたと思っていた。
けど、人を同時に傷つけてもいた。

それが、彼をピアノを弾けなくさせていた。

そして、偶然の出会い。
ボディのバージョンアップをしたためナギさんにも気付かれることのなかった。
イヴの時間でリクオと彼・ケンジが再会する。
リクオが通い出すより前、ケンジはイヴの時間でピアノを弾いていた。
調律をずっとしていたのはリクオと後の半分はケンジのためだった。

話をしていくうちにリクオはケンジがアンドロイドで、
コンクールで聞いた遠くの存在だと気付く。

仲直り出来て本当に良かった。
リクオがイヴの時間に来るようになってピアノを弾くことの楽しさを思い出した。
アンドロイドへの気持ちが変わった。
そんな彼が最後と思ってイヴの時間に来たケンジにピアノを弾くことの楽しさを思い出させた。

イヴの時間に来て間もない頃だったら無理でしたでしょうし。
そもそもリクオがイヴの時間に来るようになっていなかったら、
絶対にピアノを弾くことが出来ないままでしたよね。

マサキも何だかんだでイヴの時間に影響されてて、
らしくないことを言ったり。

色んな巡り合わせによって出来た仲直り。
本当に良かったです。

処分されずにすんだと思っていいんですよね?
またイヴの時間に来てリクオと話をしてほしいですね。

チエちゃんがカトランの足を持ち帰ろうとしたときは、
また笑ってしまったw
ほんとにチエちゃんは^^;

他の話にもちょくちょくとオリジナル部分が入っていたりして楽しめました。
アニメを壊さず、しっかりと補完されていたと思います。
そうなってくると、何で6話全てをノベライズ化してくれなかったんだろうか。
とその部分が残念ではありました。
この人の書く、マサキの話が読みたかったなぁ。
と思いました。
けど、楽しく読ませていただきました。
セカンドシーズンが始まったときは、
またこの人にノベライズをしてもらいたいものです。

ほんとにセカンドシーズンが楽しみだなぁ。

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