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阪急電車/有川浩(著) 読了

阪急電車/有川浩(著)面白かった。
自分の身近な場所がこんな風に描かれていることが
純粋に嬉しくありました。
それがまた、自分の好きな作家さんである有川浩さんによって
描かれているので嬉しさも増しました。

微笑ましいという感じが強かった。

たまたま居合わせた人たちの物語。
全く知らない人たちの物語が電車によって繋がって、
さらに広げていく。
すごく暖かい気分になりました。

多少イラッとする話もありましたけどね。
それもまた別の繋がりによって、
変わっていく。
そして、また暖かい気分にしてくれる。

そんな小説でした。
単行本で買っときゃ良かったなぁ^^;

以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
一番好きなのは登場人物は時江さんだったなぁ。
お孫さんの亜美ちゃんとは世間一般でいう祖母と孫という関係ではなく、
特別可愛がるという風でなく、孫ではなく娘のような感じですよね。
でまぁ、そんな感じなのは時江さんが教鞭をとったことがあったのもあるみたいですね。
だからかぁ、と妙に納得しました。

そんな彼女の一言が2人の女性に変化を与えた。

1人は結婚も決まっていた彼を横取りされ、
討ち入りをした帰りの女性・翔子。
結婚式に白いドレス。
これほど厭味なことはないでしょうね。
けどまぁ、彼もその彼を奪った女も自業自得ですよね。
女の方は奪ったわけだから恨まれて当然だし、
そんな簡単な女に引っかかった彼もアホなだけだし。

翔子さんが再びいい恋が巡ってくるといいなぁ。
異性の前に同性のいい出会いがありましたね。

その相手が時江さんによって変化を与えられたもう1人・ミサ。

本当に彼氏最低だな。
ていうか、もっと早くに別れようよ。
って感じですよね。
けど、そういう女性はなかなか別れられないのが現実なんだとは思いますが。
少しでも優しい部分があるとそこにすがりついてしまう。

だけど、時江さんの一言で一気に正気を取り戻した。
でも、急激な変化で再び不安に戻ってしまうが、

そこもまた、たまたま出会った乗客によって救われる。

女子高校生。
周りを気にせずしゃべる。
そんな彼女たちだったが、その会話によって彼女は救われた。

アホな社会人の彼氏の話。
思わず笑ってしまいそうになるミサは、
そんなアホな彼でも本当に彼女のことを好きで大事なんだと伝わってきた。
なら、自分の彼は。
そして、別れる決意ががついた。

まぁ、別れるまでにかなり苦労したみたいですが友達のお兄さんの助けを借りて
無事別れることが出来た。
無事ではなかったかな。

そんな2人が再会することとなったのは、
うるさいおばさん集団という、なんともまぁ。。。
本当にイラッと来る相手でしたね。

そこはまた時江さんがナイスだったわけですけどね。

そんな2人が一度分かれて、それぞれにちょっとした出来事と出会い、偶然また出会う。
そして、2人は友人に。
歳の少し離れた2人の女性。
たぶんずっと続いていく関係なんだろうな。
って思いますね。
2人ともに幸せがくるといいなぁ。

翔子の出会った小学生の話も良かったなぁ。
同じ名前だったのはすごくビックリでしょうね。
翔子みたいに討ち入りなんてところまでは、
さすがに似なくてもいいと思いますが、
翔子みたいなカッコいい女性にそのまま育ってほしいですね。

小林駅周辺は素敵なところなんだなぁ。
と、近場にそんな場所があることが嬉しかったですね。

しっかしまぁ、あのおばちゃん集団は本当にイラッとしましたね。
時江さんと征志とユキがこらしめてくれましたが。
恥ずかしい思いはしたから本来降りる駅とは違う役で降りたけど、
それで懲りるような連中では決してないでしょうね。
同じことを繰り返すでしょう、きっと。

ミサが一緒に降りてあげた康江さんは綺麗サッパリ抜けれることを願います。

1つ1つ書いていくと。。。
アホみたいに長くなりそうな気がしてきたので、
特に気に入った部分だけにしました。

少し触れた女子高生とその彼の話、
同じく少し触れた征志とユキの図書館カップルの話、
大学生カップルの話。

それらの話も本当によかったです。

そんなたまたま居合わせた人たちの物語。
それぞれの物語が少しずつ気付かない間に他の人と触れていて、
物語が少し変化する。
1つずつの短い話が合わさって1つの小説に。

本当にいい小説でした。
楽しかったです。

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『阪急電車』

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