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蛇行する川のほとり/恩田陸(著) 読了

蛇行する川のほとり/恩田陸(著)随分読むのに時間がかかってしまいました。
けど、楽しかったです。

途中まで読んでいて思ったのは
「ネバーランド」みたいな感じかな?
ということ。
けど、あれよりももっと辛い感じでした。

正直前半部分読んでいて、
こういう展開は全く想像してなかったですね。

以下ネタバレ含みつつ感想続けます。
感想らしい感想が出てこないのですが。
さてどうしよう。

後半の印象が本当に強かったんですよね。
だから、前半がちょいと^^;

文化祭の演劇で使う背景画を描くために集まった3人の女の子。
そして、2人の男の子。
後から呼ばれたもう1人の女の子。

4人は当事者。
1人は全てを知るために。
1人は第三者として見届けるために。

過去の事件を知るために。

語り手は章毎に4人の女の子が。

犯人が誰かってのは当たってましたが、
お母さんがそもそも頼んだのか。
そりゃそうだよな。
しかも、犬を飼ったのもそのために。
どれだけ前からそうしようと思ってたんだろ。

で、3部に入る前に香澄さんは事故で亡くなった。
救いは芳野さんに言いたかったことを言えたってことですかね。
けど、香澄さん自身は自分も母と同じように憎んでしまう。
そうなるのなら、自分も母と同じように。
という考えもあったみたいで。

けど、やっぱりそれは悲しいよ。

しかも、残された方は誤解したまま。
香澄さんはそれで本当によかったのかなぁ。

香澄さんの死が衝撃すぎて、
途中から考えるの若干やめたんですよね。
だから、感想が出てきにくい。

けど、作品としてはよかったです。
恩田さんの学生たちが主人公の話って本当に好きだなぁ。

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