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植物図鑑/有川浩(著) 読了

植物図鑑/有川浩(著)昨日読み終わってたので1日で読んでしまった^^;

男の子の前に美少女が落ちてくるのなら、
女の子の前に美少年が落ちてたっていいじゃないかっ!

ってことらしい。
まぁ、ごもっともでw

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾のできたよい子です。

出会った時にイツキが言った言葉。

実際躾の出来たよい子だったのですが。。。
さやかの無防備さにはビックリ^^;

絵がすごく好き可愛らしくて柔らかい、そして優しい。
話によく合ってる絵だと思います。

というわけで、すっごく気に入った作品になりました!

以下ネタバレ抜群に含みつつ感想続けます。
ある日拾った男性。
翌朝、胃袋をガッチリと掴まれてしまった。
手放したくない。
そう思った。
苗字すら知らない男性のことを。
一緒に暮らしていくうちにわかったことがあった。
歩く植物図鑑のような男性だった。


全ての草花には名前はある。


けど、偶然知った苗字と暮らしていくうちに知った性格以外。
何も知らない。

そんな彼をどんどん好きになった。
そんな彼と一緒にもっと楽しみたいと思った。
知ってるのは名前だけで十分だった。

植物図鑑を買ってこっそり勉強。
知識を披露していたけど。。。
図鑑が見つかっていてすごく恥ずかしい思いをしたりした。


嘘をつくのが得意じゃない彼。
たった一言、二言の文章でも嘘をつけない彼。

待たなくていい。

勝手に出て行ったのなら、私も勝手に待つ。
待てなくなるまで。


そして、彼と過ごした季節を繰り返しながら。
同じことを繰り返し彼との大切な思い出を辿りながら。
1年が経った。

彼が残してくれたレシピ。
1年の間に少しは上手くなった料理。

そして、1年前のあの日。
彼を拾ったあの日と同じような夜がやってきた。
郵便受けに入っていた本。
植物図鑑だった。
すぐに最後のページを見た。
偶然知った彼の苗字といつも呼んでいた忘れられない名前が書かれていた。
写真提供者に。

この出版社に電話をすれば彼の連絡先がわかる。
婚約者だとか言って聞き出せばいい。

そう思いながらズカズカと部屋へと歩き出した。

そこで声をかけられた。

そのままの勢いできたら蹴り飛ばされちゃうな。

彼が帰ってきた。

1年あいちゃったけど。
もうすぐ誕生日なんだ。
誕生日に近づいたら教えてあげるって約束まだ有効?

誕生日プレゼントは一生一緒にいたい。


各章にはその中で出てくる野草の名前がつけられてて。
最初と最後にカラーで野草の写真つき。
さらにイツキが作っていた料理のレシピが一部載っていたりもする。
話の中でさやかとイツキが食べる料理はすごく美味しそうって思うわけで。
食べてみたいけど、正直作るとなると無理だろうなぁ^^;
そもそも野草が探せないもんなぁ。
と悔しいねぇ。


書き下ろしの番外編で泣いたねぇ。
イツキがさやかに何も言わずに去ってから、
自分の家に帰ってからの話。
そこで出会った犬を連れた1人の少女。
その少女は大切な人と似ていた。
その少女が彼を元気付けるために連れて行った場所。
そこには。。。
大好きな色んな思い出の詰まった花が咲いていた。

。・゚・(ノд`)・゚・。

イツキの涙にもらい泣きですよ。


全てから逃げたイツキ。
ちゃんと戻りたいからこそさやかに何も言いたくなかった。
言えば結局逃げ場所を作ってしまうことになる。
それじゃ意味がなかったから。

全てにしっかりケリをつけてさやかのもとに帰っていったわけです。


イツキとの思い出を辿りながらのさやかの1年。
最初は
こんなに泣けるんだ。
って位涙を流した。

2本渡していた合鍵。
返されたのは1本だけ。
1本持っていてくれることだけが唯一の支えだった。

けど、それも返された。

その日は久しぶりに涙を流した。

嘘をついていた文章。
さよならとは書けない本音がわかる手紙。

待ちたいだけ私は待つ。

2人は本当にいいコンビでした。


やっぱり有川さんの作品はハズレがないなぁ。
いい作品ばっかだ。

てか、感想というよりはあらすじを書き出したみたいな感じになってしまった^^;

ほんとよかった。
ちょっとしたらまた読もう。

読み終わった後、すごく気持ちよかったです♪

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