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ダークエルフの森となれ -現代転生戦争-/水瀬葉月(著) 読了

ダークエルフの森となれ -現代転生戦争-/水瀬葉月(著)「ぼくと魔女式アポカリプス」をリブートしたような作品で、
それが感じられるエッセンスが加えられているそうですが、
読んだことがないのでどれのことだったのだろう、という感じでした。
ただ、読んでいなくても問題なく楽しめる作品にはなっていたと思います。
どういうことだったのか、と気になる部分は残りますが。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
シーナが可愛らしかったですねぇ。
ダークエルフという種族は彼女のいた世界では忌み嫌われる存在だったそうですが、
そんなダークエルフが好きでたまらなかった練介と出会うことで彼女も居場所を見つけることに。
真っ直ぐに好意を向けられることがなかったために、
練介の態度に動揺させられているのがよかった。

杖になるとは予想外だったなぁ。
眷属になったことで人間ではなく樹人になっていたことも驚きましたけど、
その肉体は杖になるための材料だったのはさらにでしたね。

練介の馬鹿っぽく感じる部分は置いておいて、
シーナに対する真っ直ぐさだけを言うのであれば、
そちらの方が男子受けは良いんじゃない?と思わなくもなかったけどね。
そんなに必死で隠すべきことだったのだろうか、と。
しかも、死を選ぶほどに。

シーナとの出会いで世界の見え方がガラッと変わったようですが、
この後はどうしていくんだろうかね。
基本的には偽った自分を見せていくのか。
そういうことは気にしないようになるのか。
少しずつ変わっていくのかな。

シーナが学校に突然来た理由はスライムの眷属がいる可能性があったからだったのなぁ。
全く考えてなかったから唯夏がそうだと言うことにしっくり来なかったねぇ。
彼女も練介と同じように周りと違うと感じる自分を恐れていたんですね。
彼女の場合はみんなを食べることでみんなになろうとしていたようですが、
唯夏自身が残るのであれば、それは一時しのぎにしかならなかっただろうなぁ、と。
練介が向き合っていなければ彼女は自分を持てないままだったのでしょうね。

輝獣が本当に何なのか。
解明されていないことが多いのに、それを生活に利用する準備だけは順調に進むって恐ろしい話ですね。
そう時間が経っているわけでもないのに、その状況を受け入れられているのは何でなんだろう。
出現するようになってからの対策も早かったような感じだし。
何か知っているような人もいそうな感じがありますね。

神が転生に選んだ種族の代表はシーナが言うには世界が滅んだタイミングで生きていた人、
というわけではないらしい。
ということは、世界が滅んだという話も事実とは言い切れないような気もするけど。
シーナを裏切ったというハーフオーガの少女はそう長くは生きてないだろうなぁ。
いくらダークエルフが忌み嫌われていようとも、損得で裏切れば自分もそうなってるだろうねぇ。
損得って言ってたけど、具体的に何だったのやら?

続きは読みたいけど、続きは書く感じはなさそうなあとがきだったような。
どうなるのかな。
他の種族の代表がどんな人か知りたいですし、どんな戦いになるのかも見たいけども。

イラスト:コダマ
メカデザイン:黒銀


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