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ラッシュ/プライドと友情

2014年公開作品。
昨年亡くなったニキ・ラウダとジェームス・ハントの物語。
ニキ・ラウダがクラッシュし、わずか42日後に復帰した1976年シーズンを中心に描いた話。

正反対の2人の戦いにすごく興奮しましたが。
レースシーンがメインではなく、あくまでも二人のワールドチャンピオンを描いた話でしたね。

公の場で明るく振る舞う一方でプレッシャーに押しつぶされそうになっている姿であったり、
ラウダの傷をあえて抉るような記者をぶちのめしたりと、
相手に対して口は悪くとも、互いに認めていたからこそ言い合える関係だったのでしょうね。

ラウダの方は本当に勤勉で実直で、だからこそ敵も多くなっていたようですが、
彼もまた狂った世界で走り続けるレーサーの一人であるとわかる復帰劇。
肺の吸引の姿は見ているこっちのほうが苦しくなる気がしました。
痛みに苦しみはしつつも、それをやめようとするのではなく、
さらにしてくれ、と言える執念がすごかった。

そうさせたのは自分のいないサーキットで走り続けるハントの姿があったから。
彼の心が折れていれば、ラウダもまた折れてしまっていたのかもしれないですね。

ただ、最後のレースで違う選択をした二人。
それによってワールドチャンピオンをハントが手にすることになるわけですが、
その後の歩みも全く違うものになっていたのが面白いですよね。
それでも、互いを認める二人の姿がとてもよかった。

興味はあったものの見てこなかったわけですが、
もっと早くに見ておけばよかったと後悔しました。

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