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後宮の夜叉姫 2/仁科裕貴(著) 読了

後宮の夜叉姫 2/仁科裕貴(著)前回は一つの事柄に繋がっている複数の問題を、
という感じでしたが、今回は一人の周りで起こることを中心に描いていたこともあって、
あまり状況に変化がなくて少し物足りなく感じたかな、というところです。
読みやすくはあったんですけどね。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
新たな登場人物である晨曦を中心に描かれていたわけですが、
最初の印象は最悪だったのに、沙夜が最後にはベタ惚れになってましたね。
今は緑峰に関してはなんとも思っていない、ということですが、
今後がどうなるかはわからないわけで、どうなるやらね。
晨曦はそれはそれで構わないと思っている感じだから、問題ないのでしょうけど。
沙夜の方がどう思うのか。

そんな晨曦は沙夜以上に難しい立場にあったわけで、
大切な相手を奪われて力が暴走してしまうことに。
なんとか思い通りにならないように、と踏ん張っていましたけどねぇ。
先祖返りだったわけですが、半神の先祖返りって、
それは代償も大きいわけですね。
後、言い伝えられている姿と実際の姿の差に納得です。
人では人である半分がやっとだからだったのな。

ハクが今回の騒動を予想していたことで、問題は解決されましたが、
力のコントロールのために沙夜の弟子として力をつけることになったらしい。
天狐の眷属となったコウとの再会が待ち遠しいですね。

牢に入れられていた綺進が外に出てくることになったわけですが、
僵尸が顔の前に札をというのを彼がするのな。
効果はあったみたいだけど、嘘を本当につかないかは別の話だろうしねぇ。
どういう立場になっていくのか。
というか、緑峰のそばにいるのは問題にされるのではないかと思うんだけど、
どうするんだろう。

大きな問題が迫っているようで、その準備が必要らしいけど、
沙夜にそのことをまだ話していないのはなんでなんだろう?
することは変わらない、ってことなのかもしれないけど。
力を拮抗させて戦争を楽しみたいという相手らしく、今回の晨曦はその一人として送り込まれたもの。
晨曦本人はもちろん知らないわけですが、今後は事情を知った上でやってくる力を持つ者が
現れたりもするのかな?
その時に沙夜も知ることになるのでしょうかね。

で、その相手が牛耳っているのは国そのもの。
その中で動かされているのが自分の父だと綺進から教えられた緑峰の父である招星。
彼が戦争を望んでいるというのは操られているから、ではなく、
彼自身の望みなんですよね?
だから、漬けこまれた、というわけではなく、
わかった上で協力関係にあるような感じなのだろうか?
緑峰が生まれたのもその過程の中でということらしいけど、
招星ではなく東嶽大帝は緑峰をどうしたかったんだろう。
そこに関しては招星個人の動きだったのかな。

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