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時は黙して語らない 古文書解読師・綱手正陽の考察/江中みのり(著) 読了

時は黙して語らない 古文書解読師・綱手正陽の考察/江中みのり(著)続編があれば楽しみにしたい。
題材に対して読みやすく楽しむことが出来ました。

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時は黙して語らない 古文書解読師・綱手正陽の考察/江中みのり(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
デビュー作に比べると内容にあまり惹かれなかった理由は、
難しそうな話になるんじゃないか、というのがあったわけですが、
読みやすく描かれていたので楽しむことが出来ました。

あとがきにも江中みのりさんが書かれていましたが、
堅苦しくならないように読みやすくされていたそうで、
まさに狙い通りになっていたという感じでしたね。

古文書を読み解く力を言語の一つとする考え方が全く思いつきもしなかったし、
すっと入ってきましたね。
確かにそうだな、と。
学生時代にそういう考え方が出来ていれば、漢文に対する考え方も違ったかな。
暗号でしかなかったもんなぁ^^;
レ点ってなんやねん、まっすぐ読ましてくれや、と。

終盤の綱手の行動の伴う熱の入り方もあって、
古文書というものの大切さがものすごく伝わってきました。
体を張って守った古文書の残りから、綱手がどういう史実を読み解くのか楽しみです。
その隣には大学生になった多恵がいるのだろうと思うと、それも楽しみですね。

相馬は多恵の感情が恋愛のそれだということでしたが、
そこまでいってたの?という感じがあったかな。
最初の頃とは違い、好意は持っているのは感じましたけど、
恋愛までいっていたとは思わなかったので綱手ほどではないですが少し驚きました。

てっきりクローズドサークル的な感じで、事件が解決するまで島の中に、
ということなのかと思っていたので、一度離れてとなった時は驚きました。

事件の背景がなんともね。
父を死に追いやった相手を憎むのは当然でしょうけど、
どうにかならなかったものかと。
利用しようと思っていた最初から、再びの友人と変わった時にほんの少しでも心を開いていれば、
何かが変わっていたように思えてならなかった。
最後の姿を見ていると。

被害者は伝説になぞらえられて5人になるんじゃないか、という話が度々出ていましたが、
何故、6人じゃないのかとずっと思っていました。
最後までそういう話にはなりませんでしたが。
事実として、矢ではない形での6つ目があったわけですし、
何で他のは勘という形ではあるけど気づけたのに、そこだけは気づかなかったのかがわからない。
ボートをレンタルしてまで海に出たのは、わかっていたけど、
ちゃんと解決するためには必要なことでということなのかとも考えたけど、
そういうわけでもなかったですし。
何故だろう、とそこだけは思いました。

けど、全体的に読みやすかったこと、そこは相馬のキャラクターが大きいでしょうね。
そういうこともあって楽しむことが出来ました。



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