edit

今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私/成田名璃子(著) 読了

今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私/成田名璃子(著)メディアワークス文庫での作品はデビュー作とそれに連なるシリーズ以降、
楽しみきれていない感じがあったりしたのですが、
今作は素直に楽しめました。

関連記事
今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私/成田名璃子(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
少々体調が悪かったのでしばらく読めていなかったのですが、
読み始めたらあっという間でした。

美空が本当に可愛かった。
母親の涼子だけじゃなく、先生の背中もズンズン押していきましたよね。
本当の気持ちを素直に感じ取って、本当に選びたいと思っている道に引っ張っていった感じ。
いつも現れるタイミングがいいんですよね。

娘さんが亡くなった時は奥さんと支え合って。
けれど、奥さんが亡くなった時は支え合う人がいない。
それで立ち直れ、というのは無理な話だわな。
書きたいと思うものが出てこないのも当然な話でしょう。

でも、そんな先生のもとにやってきたのが涼子と美空。
二人が彼にもう一度小説を書こうと思わせることに。
掃除は先生にとっても大切なことだったんですね。

そして、そんな日々が今度は涼子に力を与えることに。
自信がなかった彼女が強くなっていく。

しかし、まさかの出版とは^^;
でもって、鈍感だったなぁw
本気で言ってるみたいだから驚く。
そもそも彼氏も一緒にレッスンするようになったらしいのに、
何でそういう考えになるのだろうか。
その辺りがどうなったのか気になるなぁ。

そして、元旦那がなんとも情けないことになっていたわけで、それもスッキリしたかな。
元旦那の弁護士なのに元旦那が下に見ていた家事のスキルで一発で味方に引き込みましたからね。
お見事というほかない。
結局のところ元旦那は専業主婦を下に見ているのではなく、女性を下に見ていたのでしょうね。

すごくいい終わり方だったなぁ、と掃除されたようにスッキリして読み終えた後のあとがき。
成田さんは家事が苦手だったんですねw
料理は別らしいけど、全体的には苦手らしい。
だからこその今作だったのなぁ、と感じました。



トラックバック

TB*URL

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

template by Lazy Diary

copyright © ぐ~たらにっき all rights reserved.