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夏の終わりに君が死ねば完璧だったから/斜線堂有紀(著) 読了

夏の終わりに君が死ねば完璧だったから/斜線堂有紀(著)キネマ探偵が一番なのは変わらずですが、前作の方が好きだったかな。
終盤はいいんですけど、そこまでがもったいないというか、
少し残念に思った感じです。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
その後としての取材は結局受けたのだろうか?
それを聞いて遊川はどう感じたんだろうなぁ。
けど、結局の所人の感情であったり、価値であったりって、
誰かの話を聞いても、それは誰かの話であって自分はやっぱり違ってくると思うんですよね。
どこかで納得しきれない部分は残るだろうと思う。
それが当人だってそうだったらなおのこと。
ただ、その中で折り合いをつけることは出来るでしょうけど。
しばらくの間、その後をどう生きるのかを追い続けたりするのだろうか?

うんざりする大人に本当にうんざりした。
日向の母親と義父。
後はまさかのクラスメイトの父親。
母親と義父よりもうんざりしましたね。
ちょろっとだけ登場したから余計に印象が強いのでしょうけど、
自分が娘に最低なところを見せているって気づかないのか?
それとも、娘はまだ子供だからわからないとでも思ってんのかね?
自分と弥子との繋がりが巡り巡って
そんなところにまでそんな形で迷惑をかけるなんて思いもしなかったでしょうね。
彼女はバカなことをした父親を憎むのか、そんなことをさせたとして日向を憎むのか。
父親との距離は確実にとっただろうなぁ。

3億円という大金ではなく、お金をかけずに描かれた二月の鯨が繋いだ縁で開かれた未来。
日向はどう進み続けるのでしょうね。

日向側のことがメインになっていたので、弥子がどう感じていたのか知りたかったかな。



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