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モンスター娘のお医者さん 6/折口良乃(著) 読了

モンスター娘のお医者さん 6/折口良乃(著)今回は新たなモン娘は登場せず、
大きな区切りとなる事件の話。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
ソーエンが思っていたのと全然違う一面を持っていて驚いた。
あえて悪役を演じている部分が多々あるみたいですね。
自分のため、というのはもちろんありますけど、相手があっての自分、ということのようですね。
ソーエンの本当のところを唯一知るサキでも若干やりすぎだと感じる部分はあるようですけどね。
それでもソーエンとしては後でどうとでもなる範囲のことにすぎないようですが。
人間領での魔族への考え方を帰るのはまだまだ問題は多いのでしょうけど、
スィウと大切な人であるサキもそうである、鬼変病という病気ではない問題については、
グレンたちのおかげでなんとかなりそうな感じですけど、それも簡単とはいかないでしょうね。
サキとの日常を隠すことなく当たり前になる日が早く来てほしいですね。

今回の事件の発端はルララのお母さんと妹が肌の異常を訴えたこと。
深海魚の性質を持っているらしく、二人は元々弱かったらしい。
そこから他にも水に関することで気になることが出てきて、という感じ。

その一方でスィウがきっかけとなって、いろんな女性がグレンに迫る。
スィウとしてはサーフェが本当の姉にあることが望ましいとは考えているわけですが、
それはそれとして他にもグレンを気に入っている女性を知っているのと、
グレン自身の問題があってのこと。
まぁ、夜這いやらが起こるとは考えもしていなかったのかもしれないけども^^;
アルルーナはわかるけど、モーリーはそれを手伝うのな。

で、水路街を含む水の問題。
何らかの理由による水質の悪化も考えられたわけですが、
クトゥリフをきっかけに毒が含まれていることに気づくことに。
一緒にお風呂に入らされて気づくことになるというね^^;
未だに子供扱いされるグレンとしては、かなり複雑なわけですが、
そのおかげで問題がはっきりしたのはよかったですね。

そして、問題の出どころはあっさりと見つかる。
見つけて下さい、と言わんばかりにそれはもうあっさりと。
けれど、それはサーフェとの別れへと繋がる。

ネイクス家の一族が使う毒の成分だった。
それが知れ渡ればグレンにも迷惑をかけてしまうと、
ティサリアやアラーニャに協力させて、別れも告げずに去ることを選んだ。
ティサリアの恋心を利用したのはさすがにひどいなぁ、というところですが。
彼女も納得して、グレンへの想いだけでなくサーフェへの想いもあっての行動だったわけですが、
それにしても、と思う部分はあった。
ただまぁ、ティサリアの方にも若干それを利用する部分はあったようですけどね^^;

グレンはサーフェのことを諦めようとも考えたり。
それでも、そんなことが出来るわけもなく、その最後のひと押しをしてくれたのはソーエンだった。
彼のおかげで踏み出せて、サーフェと話をすることに。
自分が勘違いをしていたことに彼女と話すことで気づく。
サーフェは自分の中で気持ちの整理をつけていたのだと思っていた。
でも、そうじゃなかった、と。
そんなことをする暇があったわけないですよね^^;
グレンが別れを告げられたのが突然であったように、
水路街の問題も突然のことだったわけですからね。
自分たちになんの落ち度もない問題だから余計に。

説得からのプロポーズでグレンはようやくサーフェを取り戻すことに。

逃げた真犯人の逃げた元公爵はしっかりと罰を与えられたみたいですね。
ソーエンは尽力したとして名を上げるために利用。

しかし、元公爵はアホすぎないか?
何でスカディにその取引が有効なのかとわずかでも考えたのか。
アホにもほどがあるだろうて。
それでも力だけは持っていたわけだから、本当に余罪はいくらでも出てきそうな感じですね。
魔族側だけじゃなく、人間領でも色々とやってそうだなぁ。

というわけで、水路街の奴隷問題から始まっての人間領の人間が関わっていた問題は
これで落ち着くことになるのかな?
魔族側でもリンドヴルムをよく思っていない人はいる、ということなので、
次からはそちらの方の問題が表面化してくるのでしょうかね。

サーフェにプロポーズしたグレン。
ただ、今回の問題で責任を取る形で無償での治療を行うことに。
診療所だけでは負担できるものではないので、クトゥリフとスカディに金銭面での援助を。
その返済が終わるまでは結婚はおあずけに。
けれど、そこで二人が知ることになるのはリンドヴルムでの重婚が認められることになったことだった。
というわけで、サーフェがしたことがここで響いてくることに^^;
結婚する前から第二夫人と第三夫人が出来ることに。
さらには2年後にはルララという第四夫人も控えていたり。
スカディがちょっかいかける気満々であったりねw
やっと互いの気持ちをちゃんと伝えあったのにね^^;
独り占め、とはならないのは不満に思う部分はあるものの、
にぎやかなのはそれでいて悪くないとは思っているようですね。
グレン同様に大切な人たちですからね。

最後のスカディ、クトゥリフ、アルルーナの三人のやり取りもよかったですね。
旧知の仲ということもあって、他の人と接するときとは少し違った印象がありましたね。
気心の知れた仲だからか互いに容赦がない感じでね。

大団円だし、これで終わりなのかと感じる最後でしたが、
7巻の準備をすでに始めているらしい。
まだ続くということで楽しみですね。
ただ、サーフェとしては有り難くないでしょうねw
グレンの嫁候補がそれだけ増えるということですからね^^;
次は吸血鬼が出てくるみたい?

イラスト:Zトン



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