edit

おとなりの晴明さん 第五集 ~陰陽師は雪の文様を愛でる~/仲町六絵(著) 読了

おとなりの晴明さん 第五集 ~陰陽師は雪の文様を愛でる~/仲町六絵(著)造語でいいのかな?
「花房雪」と「日本画キュート」という言葉が印象に残った。
特に「花房雪」はそんな風に言うのな、と思ったら、直後に今考えた。
嘘やん、となりましたね。

今回は年を越し、二人のお隣さん生活が始まって二年を迎える頃までの冬の話。
桃花は大役を任されることになったりも。

関連記事
おとなりの晴明さん 第二集 ~陰陽師は初夏に縁を導く~/仲町六絵(著)
おとなりの晴明さん 第二集 ~陰陽師は初夏に縁を導く~/仲町六絵(著) 読了
おとなりの晴明さん 第三集 ~陰陽師は夏の星を祝う~/仲町六絵(著)
おとなりの晴明さん 第三集 ~陰陽師は夏の星を祝う~/仲町六絵(著) 読了
おとなりの晴明さん 第四集 ~陰陽師は月の女神と出逢う~/仲町六絵(著)
おとなりの晴明さん 第四集 ~陰陽師は月の女神と出逢う~/仲町六絵(著) 読了
おとなりの晴明さん 第五集 ~陰陽師は雪の文様を愛でる~/仲町六絵(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
あらすじの贈り物で晴明から桃花へのモノの意味が気になっていたわけですが、
桃花から晴明への贈り物の方が意味が大きかったとは。
というわけで、最初は晴明の現世でのちょっとした手伝い。
骨董品の鑑定。
晴明にかかると鑑定は目利きだけでなく、本人からも聞けるというね。
付喪神に聞けたら、それは確実だわな^^;
付喪神にもハイブリッドなものが生まれていたりも。
時代が変われば古くからあるものもそんな風に変わっていくんですね。
漆器からの謎掛け。
その謎掛けは大切な思い出だったんですね。
そして、炬燵布団の文様に込められた意味。
それを知った桃花は晴明に贈り物を。
安倍晴明ではなく、お隣さんの堀川晴明としての紋にしてほしい、と。
現世での休暇を楽しんでほしいという願いを込めて。
けれど、それは呪になっていたらしい。
晴明に出来ていた隙がそれを受け入れることになってしまった。
そういう生活を彼も望んでいた、ということなわけではありますが、
後々何か大きな問題に繋がる、ということではないんですよね?

晴明にも関係のある山羊の話。
良いもの、悪いもの、どちらにもされた異国から連れてこられた動物。
昔も今も変わりませんね。
今もペットとして日本に持ち込まれた外来種が、というのはありますからね。
人間の都合で持ち上げられたり、突き放されたり。
そりゃ、長い年月彷徨うことにもなるよなぁ。
家族と無理矢理引き離されたりもしたわけですしね。
晴明のおかげで生を全う出来たのは幸せだったのだと思いたいですね。
この話の中で二人は狸たちの文化祭にお呼ばれされることにも。
楽しむだけじゃなく、ちゃんと勉強の意味もあるものになっていたんですね。

おけら参り。
白朮の花精から参拝客が風邪を引かないように協力してほしい、と。
というわけで、白狐が手伝ってくれたりしたわけですが、
この話の中で晴明から術者としての紋を授かることに。
結び桜の紋。
桃花のリボンから考えられたものだったそうで。
これからは術者としての大事な場面ではかんざしをつけることになるみたいですね。

骨董スペースで受験を控えた学生がお世話に。
その彼が道祖神に憑かれてしまっていた。
母親の強すぎる想いから変な力が働いてしまったみたいですが、
受験は成功したものの、今後も両親との距離感には苦労しそうな感じですね。
彼のしたことが両親に理解される日が早く来るといいですが。

最後は桃花が大役を任されることに。
相手が朝廷側と因縁のある蝦夷の百鬼夜行だったため。
晴明はまだ関係が薄いものの、時子や茜、篁も出向けば逆効果になるだろう、
ということで、桃花が任されることに。
ただまぁ、色々と晴明が手を回してくれてもいたわけで、
大変な役ではあったものの、桃花は余裕がありそうな感じでしたよね。
晴明が隣にいれば、怖いものなんて、というところがあるのでしょうけども。
最初の時子とのお出かけもよかったなぁ。
篁もいないから、時子が同じ年代の女性として羽根を伸ばしていた感じがありましたね。
今回は百鬼夜行のことを感じ取ったことで、途中で予定が変わってしまったわけですが、
また二人でおでかけをしてほしいものですね。
話していたところにもぜひ行ってほしいものです。

さてはて、今回の話で術者として学んでいくことが前倒しになった形になるわけで、
次回からの話で問題をどういう風に解決していくことになるのか
これまで以上に楽しみになりましたね。
これまでも桃花は晴明の助けを借りて協力してましたけど、
学んだことを自分で、ということもあるのでしょうかね。

KADOKAWAアプリ掲載 特別書き下ろし
「おサル戦線異状あり ~陰陽師は美酒の国を知る~」
読んだのは大分前ですが、短い話ですが楽しかったです。
晴明は教えてもらったお酒をさっそく試したのでしょうかね。



トラックバック

TB*URL

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

template by Lazy Diary

copyright © ぐ~たらにっき all rights reserved.