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いまさら翼といわれても/米澤穂信(著) 読了

いまさら翼といわれても/米澤穂信(著)久しぶりの古典部シリーズだったわけですが、変わらず楽しめました。

里志からの相談。
奉太郎が中学の卒業制作でしたことの信じるを探る摩耶花。
アニメ化されている「連峰は晴れているか」。
漫研のゴタゴタの中での摩耶花の決断。
調子が良い奉太郎が話した自分のモットーのきっかけとなった出来事。
様子のおかしいえるが抱えていた問題。

という感じの6つの話があったわけですが、
摩耶花の話が二つあったのが意外な感じでした。
特に漫研の方はそんなことになっていたのかという感じでしたね。

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いまさら翼といわれても/米澤穂信(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
「箱の中の欠落」
生徒会選挙で票が約1クラス分水増しされていたことが発覚し、
その犯人として疑われた選挙管理委員の1年生。
里志は自分でなんとかしようとしていたわけですが、
行き詰まってしまって奉太郎に助けを借りることにした。
本来は里志でさえ関係のない問題だったわけで、
回りくどい2人のやり取りを経ての協力になってましたね。
で、何をどうしたのか、という部分は奉太郎の推理で明かされたわけですが、
犯人が誰で、どのような思惑を持ってそんなことをしたのかはわからないまま終わるというね。
奉太郎はそれでいいのかもしれないけど、こっちは知りたいよ、
という感じでした^^;
本当に何がしたかったんだろう。
可能性は色々と言ってましたけど、そのどれかだったのでしょうかね?

「鏡には映らない」
摩耶花が偶然中学の時の同級生と再会したことで出た話題。
卒業制作で奉太郎がしたこと。
当時の摩耶花も他の大多数と同じく奉太郎を批難する気持ちを持っていた。
でも、高校に上がって奉太郎の人となりを少し知ったことで、
本当は何かを隠していたのではないか、と考えるようになり調べることに。
奉太郎が話せばすぐに終わるけれども、話すわけもなく^^;
色々と辿っていく中で中学時代の奉太郎に彼女がいた、なんて話が出てきたりも。
結果としては一緒にいることがあったから、そう思われていただけだった、
ということなのでしょうね。
本人には確認してませんでしたけど、相手の方の態度でも明らかに違うのはわかりますしね。
というわけで、奉太郎が卒業制作のデザインを無視した手抜きのパーツを作った理由は、
そこに悪意が込められていたからだった。
これはどう考えても奉太郎一人が背負うべきものではないだろうて^^;
デザイン考えた生徒が本当にクズすぎる。
でもなんで、鳥羽は自分は会わないほうがいい、なんて言ったんだろう。
そこに関してはよくわからなかった。
奉太郎としては彼女に対しては別になんとも感じていないんじゃないのかね?

「連峰は晴れているか」
アニメ化されている話なわけですが、こんなに短かったんだなぁ、という感じで。
まぁ、アニメも1話で終わっていた話ではあったわけですが。

「わたしたちの伝説の一冊」
文化祭でのゴタゴタからのその後。
良くはならんだろうとは思いましたけど、どうしようもない状況になってましたね。
摩耶花もここまできたのになんで関わろうとするのかね、という感じでしたね。
結果、嫌な思いを色々としたりも。
ただ、そこから河内が引っ張り上げることに。
かなり強引なやり方でしたけどね^^;
その接点を作るための方法は羽仁に任せていたからしょうがない部分はあるけれども、
摩耶花のことをきっかけにして退部をしたのなら、
そのタイミングで摩耶花を一緒に引っ張り出せばよかったのに、
と思えてならなかった。
無駄にした、という後悔があって、そうならないようにさせたかったのなら余計にね。
しかし、羽仁のキャラクターが不気味さがあってイヤな感じだったなぁ。
漫研はその後どうなるのやらね。
摩耶花たちのしたことに対してどういう態度を示すのかも気になるところです。

「長い休日」
タイトルは一日が長く感じたってことなのかな、と最初は思っていたわけですが、
そういうことじゃなかったのな、と。
というわけで、奉太郎のモットーである
「やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。」
が生まれたきっかけの話。
調子が良かった彼がたまたま会ったえるに話すことになる。
本来の奉太郎ならしなかったことをしていた中で、そういう話もすることに。
自分はいいように使われていたんだと気づいた。
それがきっかけだったんですね。
でも、気づいたからってそんな風に考え方を変える、ということはそう出来ることじゃないですよね。
お姉さんはいつか誰かがそれを終わらせる日が来ると相談されたときに答えたわけで、
その時に使ったのが休日という言葉だった。
えるとしては話を聞いた限りでは今と昔でそう変わっていないんじゃないか、と。
まぁ、根っこは結局の所変わっていないのでしょうね。
なんやかんやと言いつつも、誰かのために動き回ってますからね。
しかしまぁ、小学校の先生のあれは対応としてひどいわな。

「いまさら翼といわれても」
一体何があったのかと思ったら、父親から跡を継がなくてもいいと言われたのな。
そんな中でのソロパートの歌詞は歌える気持ちにはなれなかった。
あの感じだと行くことはなかったのでしょうね。
自由にすればいい、ということですけど、継ぐ自由というのもあるのかね?
えるがどういう選択をするのか気になりますね。
シリーズ第7弾が出るのが楽しみになる気になる終わり方になっていましたが、
どれくらい間があくだろうなぁ。

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