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後宮の夜叉姫/仁科裕貴(著) 読了

後宮の夜叉姫/仁科裕貴(著)予想していなかった展開が何度も起こって楽しめました。
座敷童子のシリーズと変わらずよかった。
並行してどちらも続きが出てくるといいなぁ。

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後宮の夜叉姫/仁科裕貴(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
白鐸の弟子となるまでの部分はどういうことなんだろう?
と思いながら読んでいたわけで、
蘭華の考えもさっぱりわかってませんでしたね。
地道にやってきた中で、大勢がいる場で堂々と賄賂的なものを、
とされたら、怒る気持ちになるのもわからんでもなかったですからね。
けど、そんな簡単な話じゃなかったというね。

で、白鐸の弟子になったかと思ったら、
沙夜の父親がまさかの皇帝というね。
そういう展開は頭に全くなかったのでビックリしましたね。

沙夜に勉強させることを選んだ母親は後宮にいただけでなく、
やんちゃだったのも驚きでしたね。
そんな彼女は後宮内でも変わり者な感じだったようですけど、
そもそも何で後宮に入ることになったのか気になる。

厳密には違うらしいけど、この作品内の印象では水虎と河童は同じようなものとして
考えていいのかな?
というわけで、ここで出てくる水虎も座敷童子の河童同様イイ奴でしたね。
そんな水虎が水をコントロールしたことで春鈴の体調も良くなり、
今回の問題を解決したことでお願いを沙夜がして、
後宮内の環境も改善されたのかな?
ただ、それが大きなことになっているとは沙夜は考えていないわけで、
バランスを崩すきっかけになったようですね。
横領していた人物は後々の緑峰の膿出しで裁かれたのかな?

お前、鳳凰だったんか。
という感じのお調子者な鳥だったなぁ。
ただ、最後は神秘的な感じでカッコよかったですね。
あまりに突然な別れになったから、春鈴はお別れできなかったのは寂しかったでしょうね。
姿を消したものの、完全にいなくなった、というわけじゃないみたいな感じだから、
また次の年に会えるといいねぇ。

天狐の正体は妲己だったのな。
そんな彼女は沙夜を皇帝にという考えがあるようですが、
どうなるんだろう。

黒幕が誰だったのか、というのは皇帝は察していたわけですが、
それを明らかにすることはしなかったようで。
信頼していた相手の裏切り。
それは国を想ってのことであろう、と。
ただ、そう思いたい、という気持ちが強いでしょうね。
実際のところ何を考えての裏切りだったのか。
白鐸と沙夜がいる限り、何らかをしようとはし続けるだろうし、どうなるやら。

緑峰はその裏切りまで辿り着いていないように思うわけで、
彼はどうなっていくのやらね。
とりあえず、まさかのプロポーズでビックリしたよ。
本当に何がきっかけになったのか。
沙夜はハッキリと断りましたけども、それで諦めるわけはないでしょうね。
ただ、白鐸も邪魔しそうな感じだしで一筋縄ではいかないでしょうね。
まぁ、沙夜の方の気持ちがどうなっていくのかもわからないでしょうけど。

続きがあるのを楽しみに待ちたいですね。

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