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百鬼夜行とご縁組~あやかしホテルの契約夫婦~/マサト真希(著) 読了

百鬼夜行とご縁組~あやかしホテルの契約夫婦~/マサト真希(著)予想通り好みな話で楽しめました。
もう少し読んでいたかったので、ボリュームが足りなくは感じましたけどね。
その後の二人がどうなっていくのか、続きを書いてほしいけど、
どうなるだろうかなぁ。
出てほしいけど続刊は出るだろうか。

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百鬼夜行とご縁組~あやかしホテルの契約夫婦~/マサト真希(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
好みであり、読みやすくもありで楽しめましたが、
「アヤンナの美しい鳥」の時に感じた印象とはまた違ってはいたかな。
設定が全く違いますから比べるのもどうかとは思いますけどね。
どちらもよかったので、買えていなかった前の作品もタイミングを見つけて買いたいですね。

結婚願望がどうのというのは、結局のところ本当に大事にしたいと思える相手に出逢えていなかった、
というだけのことだったようですね。
仕事のことで頭がいっぱいだった、というのも大きいでしょうけどね。
落ち着いて考える時間が出来て、そのタイミングで出会ったのが太白だった、
とも言えるけれども、互いに相手を尊重できる人との出会いというのは、
そういうタイミングで導かれるように出会えるものなんでしょうね、きっと。
その想いがどうなっていくのかはまだまだこれからなところのようですが。

そんな二人の初々しい感じは読んでいて楽しかったですね。

普段の虚弱体質の理由は妖怪としての力を抑える必要があってのことだったのな。
半妖ゆえのということなのでしょうけど、まだ若いからというのも大きいのかな。
しかし、太白の方が年上だとばかり思っていたので年下だとわかったときはビックリでしたね。
それでも互いに態度が変わらなかったのは仕事という形だったのがあるからなわけですが、
今後はどうなるのかが気になるところですね。
あやねの話し方にも変化が出てくるかもしれないですしね。
太白が確認しようとした時の狼狽えっぷりは年下らしい感じもありましたし。

ただ、全体的に妖怪成分がちょっと薄かったのが残念だったかな、というところです。
悪意を持ってる妖怪がその本性を見せることで妖怪の部分があらわになっている部分が多く、
そういう人たち以外は普通に人の中で暮らしているから、
薄くなるのは仕方がないことなのでしょうけども。

イチョウとモミジの話はそういう終わり方になるのかと驚きましたね。
全く予想していなかったので本当に。
ちゃんと言葉で伝えなくちゃいけないですね。

立沢夫妻の話はどうにかしてならんものかとも思いましたが、
妖怪の力であればどうにかならなくもなかったのな。
でも、それが幸せなことかと言うと、当人同士にしかわからないこと。
旦那さんはそれでも、という思いもなくはなかったみたいですけど、
奥さんの方がそれを望みませんでしたしね。

続刊出るかなぁ。
色々と明かされていないままの部分もありますし、出てほしいものです。



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