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チョコレート・リジェネレーション/星奏なつめ(著) 読了

チョコレート・リジェネレーション/星奏なつめ(著)「チョコレート・セレブレーション」のその後の話かと思っていたのですが、
同時進行で動いていた話でした。
その部分の恵里子目線もあるのかとは思っていましたが、
そこで恵里子の恋も始まって、しっかりと実を結んでいたんですね。
前半のハチャメチャな振る舞いと
その中にある孤独感。
終盤ではそれまでの抑えてきたものが爆発した感じがよかった。

「チョコレート」で始まるタイトルだけあって、
微妙だった「ハッピー・レボリューション」と違い、
楽しかったです。
恵里子のキャラクターが本編とはまた違った魅力になっていてよかった。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
母親の姿と彼女が自分にぶつけてきた言葉の数々。
それが呪いのようになって、自分は幸せになれないと諦めていた恵里子。
そんな彼女が運命と出会い、それを受け入れるまでの物語。

陽向よりも前に自分らしからぬミスで想い人とは出会っていたんですね。
それまでのクズ男たちと同様の流れを辿った後でミスに気づき、
その結果、自分の本当のところを言い出すことはできなくなった。
ただ、そうした流れでしか二人は出会えなかったのだろうし、
やっぱりそれは結ばれることのなかった運命だったのかもしれないですね。
でも、その長い時間を経ての別れが陽向を積極的に動かせるきっかけになったので、
必要な流れだったことを考えるとそれも運命だったのでしょうかね。

しかし、恵里子の不二子ちゃん的な夜の生活はすごかった。
飢えている感じと、その後のあっさりさと。
後、無知な女性への説教が間に挟まったのがなんともw
その後、彼女との連絡が続いてるのか気になった^^;
他の場面でもバカな男に引っかかりそうな女性を止めたりもしてましたしね。
そのバカな男が腹違いの弟だったりもしたわけですが、
父親同様どうしようもないようですね。
本当にあの父親はなんなのかと。
母親が受けた仕打ちの経緯もひどいですしねぇ。
その後で落ちぶれていったのは母親に問題があったわけですけども。
落ちぶれる前から問題はあったのはあったようですが。
父親が本当にろくでもなかった。

ただ、そんな親子とは違って恵里子は彼女が求め続けていた幸せをしっかりとつかめたので
本当によかった。
千紗との出会いが本当に転換点だったのでしょうね。
それは千紗もそう思ってるでしょうけど、恵里子にとっては千紗以上でしょうからね。

陽向のしつこさは恵里子相手であるのならば、グッジョブと言わざるを得ないですね。
龍生に水をかけることになるまでに、あれだけ止めていたり、
健全な生活をということで自分の趣味を共有しようとしていたりしてたんですね。
にしても、安倍晴霞で「あべのはるかす」ってw
名前が出てくるたびに施設の方が出てきて笑ってしまった^^;

ただ、実はイケメンでしたはいらんかったかもなぁ。
普通でよかったのに、というところです。
イケメンじゃなかったらキスの流れはなかったのかもしれないし、
その後の実はな種明かしもなかったわけですが。
それでも、という方が強かったかな。

ていうか、ぼさぼさ頭にわざわざセットした理由がイケメンならオタクじゃなくていいでしょ、
って言われたのがきっかけっていうのも極端だな^^;
実際、それが上手くいっていたようですけどもね。
そこまで極端なところがあったから、
恵里子自身が見ないようにしていた心に触れられたのかもしれないですけどもね。

陽向の両親との顔合わせでの千紗の家族と龍生がサプライズでいたのは、
なんとも幸せな光景でしたね。
龍生に関しては陽向の両親がどう思ったのか若干心配でしたがw
恵里子の鳥肌は彼女にとっての一つのバロメーターなのかな。
幸せな気持ちを強く感じるほどに出てくるものなのでしょうね。

ここまで、デビュー作に繋がる作品が続いてきたわけですが、
完全な新作というのが次あたりで出てくることになるのかな?
どんな作品になるのか楽しみですねぇ。



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