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座敷童子の代理人 7/仁科裕貴(著) 読了

座敷童子の代理人 7/仁科裕貴(著)今回は八百比丘尼という人魚の肉を食べたことで不老不死になったとされる尼を中心にした話。
色々と絡んできて面白かったですし、
いい最後になってましたね。
続くのだろうとは思うものの、
ちょくちょくいい最後だったなぁ、
となる終わり方になるのでこれで終わりになるのかと心配になる。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
緒方が憧れている作家の烏丸が迷家荘に。
取材と手に入れた河童の腕のミイラらしきものの調査のために。
河童の腕のミイラは結局は雷獣だったらしいけど、
河童の演技よ^^;
緊張していてらしくなかった緒方をなごませるためだったようですが、
別の方法があったろうにねw

烏丸よりも二人の担当編集者である進藤の方が参っていたわけですね。
ただ、烏丸は烏丸で悪夢は見ていたのなw
神経が図太すぎるだろうて^^;
しかし、進藤がカッコよかったですねぇ。

で、雷獣の問題から八百比丘尼の話に繋がっていくことに。
雷獣は八百比丘尼である妙見菩薩の眷属だった。

ただ、実際のところはそれは口実でしかなく、
迷家荘でいつもとは違うご飯が食べたかっただけだった。
なんかめんどくさい人たちだなぁ^^;
八幡権現は緒方に冷たくあしらわれることになったりもw
わからんでもないけど、冷たすぎると八幡権現の反応で若干可哀そうになってくる^^;

妙見菩薩一行が望んだのはきみ料理。
きびが訛ったとうもろこし料理のことだったんだそうで。
そんな中で彼女らが一番望んでいたのは化けきみというものだった。
それは病気に冒されたとうもろこしだったんだそうな。
珍味として食べている地域もあるみたいですけど、
日本ではまずないものだったんですね。
それを食べたきっかけは、その病を治してほしいという民の願いを受けて。
食べてみたら思いの外美味しく、記憶に鮮烈に残っていたらしい。
実際のところ美味しいのかね?と思った。
とうもろこしとは別物になってるみたいで、食べてみたいとは思わなかったかなぁ^^;

きみ料理について解決したかと思ったら大事件が。
八百比丘尼の死。
実際に死を迎えたわけではなく、彼女の不老不死がなくなることとなる。
その裏には安倍晴明が。
凪人、綾斗兄弟だけでなく、緒方も犯行に巻き込まれていた。
さらには胡蝶の身内にも。
八幡権現たちへの説明で安倍晴明を出したのは出まかせだって言っていたのに、
それも嘘だったのかい^^;
童子の秘密主義も困るなぁ。
普通に騙されてた。

そうやって真実を伝えなかったのは緒方のことがあったからだったんですね。

童子がわかっていて選んだ結果が今回の話だったのな。
安倍晴明の狙いが緒方だというのがわかっていた。
だから、そうならないように仕向けていたんですね。
けれど、それが友達を裏切り、裏切らせることになってしまう。
他の方法はなかったのかと思わずにはいられなかった。

凪人はこれからどうなるのかねぇ。
緒方が考えたように、受け入れているのは事実なのでしょうけど、
それと綾斗にさせたことは別なのもまた事実。
最初からそれだと、結局は続かないだけだろうと思うけどね。

その中で童子が語る夢。
妙見菩薩が次代が見えてきていない。
それならば、と妖怪たちのためになることをしていこうと彼は考えた。
だから、もうそれはいらないんだと緒方に。
人としての生を緒方に託した。
それならばと緒方も悔いのないように人としての生を全うすることを誓う。
憧れの作家からも作品を楽しみにされてましたしね。

安倍晴明が再び現れる時、迷家荘に何をもたらすんだろうなぁ。

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