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ちどり亭にようこそ 4 ~彗星の夜と幸福な日~/十三湊(著) 読了

ちどり亭にようこそ 4 ~彗星の夜と幸福な日~/十三湊(著)これで終わりとなるようなので、非常に寂しい。
最後まで本当に楽しかった。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
総一郎の祖母からの試練。
色々と爆弾発言なんかもあったりしたわけですけど、
総一郎は母親だけじゃなく祖母にも苦労させられてきたのな^^;
学校に寄付をしてやり方を変えさせるとか、どんなだよw
幼い頃から利発だっただろう総一郎は本当に苦痛だったろうなぁ。
そんな祖母からの試練を彗太は乗り越えることになるわけですが、
それをきっかけに新しい冬季限定のメニューが増えて、メニュー決めから任されることに。
仕事を任されることの嬉しさがすごく伝わってきましたね。

松園さんのところでも手伝いをして料理の腕や意識なんかを学ぶことにした彗太。
ただ、ご近所トラブルがあったりも。
美津彦がお世話になっていた時も起こっていて、
古くからの関係だったんだそうな。
好きにはなれない。
ただ、嫌いな中にもいい部分を探して折り合いを。
松園さんのスタンスが安藤さんと通じていたのは、
安藤さんが同じスタンスだったから、ではなく、空回りしていた人だったから、
というところでしょうね。
それが偶然にもうまく一致して回っていたんでしょうね。
なんであそこまで勘違いがこじれたんだろうか^^;

ちどり亭に脅迫文が。
最初の段階でなんとなく察していたけども、その後どうなったのかが非常に気になった。
お弁当を渡して莉緒はどうしたんだろうなぁ。
ちゃんと気持ちを伝えたのかな?
でもって、実はとかいうことでお弁当のことも話したりしたんだろうか?
なんとなく黙ったまま、という風にはしなさそうに感じたんですよね。
どうなったんだろうなぁ。
彗太はそんな彼女のための料理教室の姿をかつての自分と重ねたりも。
教えながら自分がどうだったかを思い出したりも。

結婚式を終えた二人のお披露目を兼ねたお食事会。
自分たちのお食事会なのに料理をしないではいられない花柚がいいですね。
そんな彼女とともに彗太準備をするのは待っている間に食べるウェルカムフード。
待っていたものが届かなく、代替として考えていたものにやむなく、
となったわけですが、花柚が準備に向かった後で彗太が試行錯誤。
美津彦もしっかりと手伝ってくれて元々の望んでいた色合いを用意することが出来ることに。
花柚も本当に嬉しそうで鼻が高かったようですね。

しかしまぁ、本当に花柚と総一郎が彗太の母親と父親のようになってましたねw
それだけ気に入られているということなので幸せなことですよね。
そんな二人の幸せそうな姿に彗太自身も嬉しそうでしたからね。
行き倒れから始まった関係がこんなに強く結びつくものだとは思いもしなかったでしょうね。
しかも、将来の仕事と決めるものまで出来たわけで。
人生はわからないものですね。

藤沢先生に教えられたことから時代の流れの中で変わってきたものを、
花柚が追加していき、それを彗太に。
そこからさらに彗太自身が見つけていったものをと繋いでいく。
それを彗太は今度は誰かに、となるのでしょうね。

番外編が面白かった。
どこに繋がるのかと思ったら、花柚の最初のお弁当だったんですね。
最後もよかった。
中身の秘密は流れで察しましたが、今はそんな花柚を可愛いと思える総一郎。
それが全てでしょうね。
十年前ならどうだったか、とかではなく、色々とあってある今どう思うのか。
本当に幸せそうな二人でこっちまで心が暖かくなりました。
総一郎目線で描かれていたのもよかった。
母親とのやり取りがなんともねw



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