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成巌寺せんねん食堂 おいしい料理と食えないお坊さん/十三湊(著) 読了

成巌寺せんねん食堂 おいしい料理と食えないお坊さん/十三湊(著)表紙がちょっとというところがありましたが、
読んでみたら悪くはなかったです。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
悪くなかっただけに、もう少しなぁ、と思うところは多かったですかね。
とりあえず、ほとんどの部分がこれから、というところで終わってるのがね。
どれかは先をちゃんと見せてほしかった。

後はイケメンなお坊さん兄弟とのやり取りが多いのかと思ったら、
そっちよりは千束の家族の話がメインになっていたので、
思っていたのとは違った、と感じたのもありますかね。
思っていた通りだったら、微妙かなぁ、と感じていたところに流れていたと思うので、
よかったんですけども。
それにしたって出番が少なすぎやしません?と思ったかな。

まぁ、最後に強烈な印象を与えてくれはしましたけどもね^^;
本当に隆道はストーカーでしょうよw
読みたそうな本を使って洗脳まがいのことをしていたとは、
恐ろしすぎるでしょうがw
どう考えても好意があるだろうに、何でそんなに頑なで、
何で千束の方もわからなかったんだろう、とは思っていましたけど、
隆道の想いの恐ろしさはわからなかった^^;

そんな二人は揃って隆道の兄である清道を崇拝してるような感じというね。
それは二人に限ったことではないわけですけど、筆頭がこの二人なんでしょうね。
隆道はブラコンみたいですけど、外ではそうじゃない風に振る舞っていたみたいですね。
最初の方に思わずというか、わりとガッツリ出てましたけども^^;
清道が言っていた反抗期がどうのというのはどういうところから来てたんだろう。
ていうか、本当に反抗期なのか、とは思うけど。

清道はそんな周りの態度を本当のところはどう思ってるのか知りたかった。
いやまぁ、実際そういう人なんだろうとは読んでいて感じましたけどね。
たぶん清道が思っているよりは崇められていると思う^^;

地代を上げたいお寺とそれをどうにかしたい仲見世の人たちの話がありつつ、
田舎特有の距離の近さだったり、
家族それぞれの考えだったりで色々と考えさせられることに。
その中で千束が自分のこれからを見つけていくことになる。
どうするかはやってみたいとわからない、という状況らしいけども。

他にも結局その後はどうなったんだろう、と気になるところがあった。
話が逸れる部分になるところもあったけど、描いてもよかったんじゃ?
と思う部分もありましたね。
そういう部分が積み重なって悪くはなかった、というところになっちゃったかなぁ、と。
ご飯関係で、家族のことであったり、恋愛であってり、お店のことであったりと、
色々と描いてる「ちどり亭」に比べると、描いてるのは同じようなところなのに、
どうしてか全体的に中途半端になってしまっていた感じがあったかな。

続きを書いてほしいけど、どうなんだろうかな。



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