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私が大好きな小説家を殺すまで/斜線堂有紀(著) 読了

私が大好きな小説家を殺すまで/斜線堂有紀(著)ジャンル的なものは違うものの、「キネマ探偵」の人だな、
と感じる空気がありましたね。

よかったですけど、「キネマ探偵」の方が好みではありましたね。
シリーズとして続いたことで、気に入ってるというのもありますけどね。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
遥川が何を考えていたのかを、彼目線で知りたかった。
それが一番大きいところですかね。

話は梓が書き残した最後の小説を捜査をした警察が読み進めていき、
彼女らの奇妙な関係を始まりから辿っていく形になっていました。

ただ、この終わり方であるのなら、そうではないとも考えられはしますね。
梓が書いたものに遥川が書き足したもの、ともとれますよね。
最初から遥川が書いたものということもあるけど、
最後まで彼自身の部分が出てこないから、それはさすがにないのかな。

二人の中で始まって終わったいくのかと思っていたので、
まさか関わってくる人が出てくると思ってませんでしたね。
知ってしまったばかりに、殺されかけるというね。
それでも彼は憎みきれないようで、梓に似たものが生まれつつあったわけですが、
どうなるのでしょうね。
さすがに小学生と高校生というそうなった年齢を考えると、
ずっとそれに引きずられる、ということはないでしょうけど。

遥川とのことで、どこで間違えたのか、という風に梓は思ったりもしていましたけど、
二人とも何かを間違ったわけではないと思う。
そもそもがそもそもだと思うし。
どうしようもなく、二人の世界は狭かったんだと思う。
小説の中で創造は出来たとしても。
最後のデートのときに言っていたけども、
もっと二人で出かけていれば違っていたんだろうと思ったかな。

次回作はどんな感じになるのか楽しみですねぇ。



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