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シロクマ係長の奇跡/鈴森丹子(著) 読了

シロクマ係長の奇跡/鈴森丹子(著)ポコ侍のシリーズの方が好きは好きですが、
こちらはこちらでまた違った良さもあってよかったです。

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シロクマ係長の奇跡/鈴森丹子(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
ある程度、予想のついていた結末でしたけど、
前を向くための切なさで温かさが伝わってきてよかった。

シロクマ係長というのはアニメに登場するキャラクターの一人。
そんなシロクマ係長が悩みから立ち止まっていた三人の背中を押していく。
ただ、その言葉はどこかで聞いたことのあるものだった。
同じように悩みから立ち止まったときにかけてくれた大切な言葉と同じだった。

それに気づいた時、三人は故郷へと帰る。
シロクマ係長からのお酒の誘いを断ったのはそういうことだったのな、という感じでした。
いつもよりも深く酔っていた中での事故で亡くなった。

大切な人が突然いなくなることへの辛さ彼が一番良く知っていた。
そして、そのときにしてもらったことがあったから、
彼は三人に寄り添って背中を押すことを選んだんですね。
四人はいつも一緒できょうだいのようだと周りから言われていた。
けれど、本当はそうじゃない。
三人が消えてしまいそうだった自分のそばにいてくれたのだと。
三人が色のなくなった自分に色を与えてくれた。

そんな彼からの死んだりして、ごめんというのはすごく響いた。

最後はほんの少しの奇跡が起こったり、
その後はすぐに元に戻ってしまったものの、かつての約束どおりに花見をしたり。
花見の最中にはバレていたのか、という初恋のことだったりもありましたね。
思われていた相手の方は全く気づいていなかったのでしょうけど、
二人にはバレバレだったのな。

そして、これで別れではないという最後を。
本当は戻ってこられない、それは三人にもわかっている。
けれど、これまでのように本当に遠く離れてしまうことはきっとないでしょうね。

で、衝撃の結末はまさかのポコ侍登場というね。
シリーズは終わってもマヨネーズ大好きな狸の姿をした山の神様はご顕在だったようです。
また別の神様から頼まれて晴斗に本当の最期の時間をくれたんですね。
切なくも温かい最後、にはなってましたけど、
やっぱり切なさ寂しさが強くあった中で、そっと寄り添うポコ侍の存在がいたことで、
安心することが出来ましたね。
ちゃんとお姉さんと会うことも出来るようでしたしね。

ポコ侍のシリーズとは少し違う良さもあって楽しめました。
ただ、少し物足りないというか、もう少し話を膨らませてほしかった、
という部分があったりもしたかな。
けど、切なさを温かさで包み込むような優しい話で本当によかったと思います。

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