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モンスターになった俺がクラスメイトの女騎士を剥くVR/水瀬葉月(著) 読了

モンスターになった俺がクラスメイトの女騎士を剥くVR/水瀬葉月(著)楽しめなかったわけではないけど、終盤の展開が少し、
という感じかな。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
突然、二つのVRMMOの世界が合一。
そんな中での話なわけですが、最初はくだらなさがありつつ、
剥くことへの探究心的なものを真剣に語っていたりで、
それが良い意味でよりくだらなく感じたり。

事情を知った後のやり取りだったりは、ぶつかったり協力したり、
ちょっとしたハプニングが起こったりとそれもよかった。

自分の欲望のままに女性を辱めるドラゴンのプレイヤーに関しては
最後にスッキリする終わり方だったので楽しめた。
それまでしていたことは最低な行為ではあるわけですけどね。
こんなのはまだマシな話だったというね。

その後のいざこざが本当に不愉快でならなかった。
後味も悪いままだしでスッキリしないし。
これがもし、ドラゴンとドレスデンが同じ人物だった、とかいう話だったら、
いくらか違っても見えたんですけどね。
ただただ不愉快でしかなったねぇ。

何がどうって、何の罪にも問われないっていうのがやっぱりね。
悪意の質が違うと思うんですよね。
ドラゴンの方はゲームの延長線上にある悪意で、
ドレスデンの方は現実の延長線上にある悪意という感じがした。
だから、罪に問われないというのが納得できない感じです。

悪意にさらされた女性たちはきっとVRを今後出来ないでしょうし、
現実でも男性への恐怖を抱えていかないといけないのでしょうね。
そういう部分が描かれていなかったのも、スッキリしない理由ですかね。

ただ、引きこもってゲームばかりをしていたゲントの変化と、
そんな彼とともに戦ったセリスの真っ直ぐさというのはよかったです。
最後も二人は現実でしっかりと面と向かって話が出来てましたしね。
二人やセリスの仲間とのやりとりというのは楽しかったですね。

続きの可能性はなくはないらしい。
あれば読むけど、1冊でしっかりと終わってる気がしますけどね。
あるとしてどういう話にするつもりなんだろうかね。

とりあえず、研究というか趣味として今回の騒動が引き起こされていたようで、
それを引き起こした人物が誰かが最後に描かれてましたけども、
趣味でこんなことしでかして楽しんでいたとか、
女性を多くしていた理由も起こったことそのものだったらしいし、
それが女性だったというのが、これまた不愉快さがあったというか。

というわけで、楽しめたけど不愉快な気持ちにもなった、というところですね。

イラスト:藤ます



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