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真夜中は旦にゃ様 ~モノノケ恋奇譚~/帆高けい(著) 読了

真夜中は旦にゃ様 ~モノノケ恋奇譚~/帆高けい(著)楽しめなかったわけではないですけど、
どの方向にも少し中途半端な感じがした。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
恋愛模様に関しては事情があって離れようとしたわけだから、
じれったく感じるのはいいんですが、猫になった時の接点はもうちょっと増やしてほしかった。
事情を知らない桃子に申し訳なく思って、思わず声が出たり、
というのが少なすぎだったなぁ、と。
事情を知ってしまうと、その状態が描けなくなるわけですからね。
なのに、基本的に猫である姿そのものを見せないようにしていたから、
接点自体が生まれず、何も面白い展開が生まれない、というね。
そこが非常に残念でした。

桜の精霊のハルの話はよかったです。
お茶丸と再会できるのは随分先で、そのときには桃子も太一もいない、
というのが寂しいところですね。
二人の子供がそれを見届けることになるのでしょうね。
それはそれで素敵なことではありますけどね。

天狗のギンの正体は前鬼、後鬼の主である役行者。
あまりに大きすぎる力を持っていた彼は人でありながら、
人として生きられなかったようで。
それならばと天狗として生きることを選んだようですが、
長い時間の中で友江さんにだけは執着していたのはなんでなんだろう。
子供の頃に出会って、育っていく姿を見ていたというのはわかるんですけど、
それにしては、と思うところ。

そんなギンから薬をもらえることにはなったものの、
完全に治すものではなかったらしい。
ただまぁ、子をなせればいいわけだから、とは思うけどね。

で、ギンが桃子に感じたものは何なのかな?
その辺りは続きで、という感じでしたけど、続きは出るのかな?



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