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噺家ものがたり~浅草は今日もにぎやかです~/村瀬健(著) 読了

噺家ものがたり~浅草は今日もにぎやかです~/村瀬健(著)思っていたよりも楽しめました。
落語に対してさして興味がなかったので、
どうだろうかと思う部分がありましたけど、
古典落語ではなく、創作落語だったので
読みやすかったのかな。

1冊で自分が気になっていた部分は描かれていたので、
続きはなさそうかな?
1冊で満足出来る話になっていたし、別の作品を楽しみにしたいですね。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
師匠も弟子も個性的な人が多かったですね。

噺家でありストリッパーでもあるってすごいな^^;
噺家名にも裸の文字が入ってますしね。
堂々とした感じが清々しくてカッコよさがありましたね。
そんな彼女と結婚する相手がまたいい人そうでしたよねぇ。

ていうか、糞爺っていう噺家名はひどすぎないか?^^;
昇進しても糞がとれただけというねw
女好きですけど、亡くなった奥さんが好きだったということで落語を始めたらしい。
普段はひどいけれども、努力家らしく、その姿に願も負けてられないと意識していたようですしね。

和楽さんが一番まともそうでしたね。
それ故に出番がほぼなかったけども。

元弟子を含めて他にどういう人がいたのやらね。

ただまぁ、弟子よりもおかみさんがすごかったなぁ。
容赦がないですね^^;
優しい人ではあるわけですけども、なんで願の足をたびたび踏んでいたのかが気になった。

で、願がお世話になった一番弟子の猫太郎。
願に伝えられることを伝えようとし、焦って潰しそうになったり。
それでも願が折れることはなく、彼に想いを託される。

願目線で猫さんの最期が描かれていた話、という風に思える最後だったなぁ、と。
最期の落語で全部持っていった感じがありました。
それでそこまでの話の中で見え隠れしていたものが何だったのかがハッキリとわかりましたしね。

慰問のときのはそういうことだったのな、と納得。
なんでここだけ師匠の話し言葉のようになってるんだろう?
と気になっていたんですよね。
猫さんを心配する想いを乗せて話を変えた部分に想いを乗せすぎた結果、
そうなってしまったみたいですね。
猫さん以外は勢いで気づかなかったらしいけど。

笑えて、最後には泣けてと楽しめました。



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