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ちどり亭にようこそ 3 ~今朝もどこかでサンドイッチを~/十三湊(著) 読了

ちどり亭にようこそ 3 ~今朝もどこかでサンドイッチを~/十三湊(著)終わりなのか続くのか判断しかねる最後だなぁ。
まだ続いてほしいけど、どうなるだろう。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
後を継ぐと決めた彗太が料理人として料理を向き合うことに。
常連さんの一人から自分が作ったおかずを指摘されたことがきっかけだった。
昔からダメなところをハッキリ言ってくれていた常連さんだったようで、
花柚も落ち込んだりしていたらしい。
彗太はまたという怖さから逃げそうになったりもしたわけですが、
花柚からの言葉だったり、菜月の存在でちゃんと向き合えるように。
というわけで、答えのない味覚という中で、自分と誰かの好みを基準にして
美味しいものを追求していく。
ただ、自分の美味しいがまだまだ未熟だから、そこは花柚の力を借りて。

後を継ぐと決めたことでの自覚が悩みを与え、自分の作業を見つめ直し、成長の一つに。
ダメな時はダメだと言ってくれるだけじゃなく、
よかったらよかったと伝えてくれる梶原さんには感謝しかないですね。

美津彦の後輩が家出してちどり亭で少しの間お世話になることに。
配膳司を父に持つ彼は思い悩んでいた。
そんな風に考えるものなのな^^;
言われてみれば、たしかにお弁当を作る、というのは普通にご飯を振る舞うことよりも
特別なことだと考えますよねぇ。
とはいえ、そこから男同士の不倫に発展するとは^^;
ちょいと想像力が豊かすぎやしませんか、と思わなくもなかった。
野乃香となんやかんやで仲良くやってましたね。
あれはあれでいい関係でしょう。

総一郎のお母さんが登場。
可愛らしい人だなぁ、というところですが、総一郎への愛情が強い。
というわけで、総一郎にマザコンは禁句だったそうな。
彼女は二度流産していたんですね。
そういう過去があって、のことで、それを高校生になった総一郎は父親から教えられ、
ある程度は受け入れるようになったらしい。

そんな中での問題は大人の野菜嫌い。
亡くなったお母さんはとんでもない苦労をして野菜を少しでも食べさせていたんですね。
あからさまな野菜を置くことで、他の料理に仕込んだ料理を気づきにくくした。
ただ、全く気づかなかったことで自分への愛情がなくなってしまたのではないか、
と彼は思うようになっていた。
それが奥さんへの意固地な対応に繋がってたんですね。
その後は少しずつ食べられるようになったっぽい感じでしたね。

行方がわからなくなっていた花柚の兄である公篤が花柚の前に。
瑤子さんが返事はなくともメールを送り続けていた。
誰も気づかなかったそれが実を結ぶ結果に。
自分の結婚を花柚の婚約を伝えたことで、会うためにやってきた。
子供が生まれた時にと自分が持っていた琵琶を渡すために。
玄関に置いて帰るつもりでいたらしいけれども、
彼女がお店に連れ込むことに。
花柚が小姑になる相手だったわけで、えらく違うところにいったなぁ、という感じで。
ただまぁ、大切に想う気持ちには違いはないようで。
彼女のおかげで自分が知らなかった世界を色々と知れて、今は目標を持ってるみたいですね。
ただ、それも思い悩んでる時期ではあったようですが、
花柚とちゃんと話をすることで、ちゃんと向き合うことが出来たみたいですね。
自分を理由にしないで、と帰ってくることを認めなかった。
自分が帰ってきたいと思った時に帰ってきてほしい、と。

今は包丁を作ることになんらかの形で携わってるようですね。
何でそういう道を選ぼうと思ったのか、行方知れずになってから何があったのか気になるところですね。

そして、問題になっていたお店のこと。
婚約するにあたって花柚はお店から離れるようにということだったわけで、
オーナー探しをしていたわけですが、
美津彦がお金を出してくれることに。
そうなるに至った理由は番外編で描かれてましたね。

にしても、あまりに突然で驚いたねぇ。
ひどい言われようでしたがw

で、番外編は美津彦が物語の裏でしていたこと。
松園さんに仕込まれたことで、色々とさせられてましたねw
ただ元々そういう気質があるからなんでしょうけどね。
元カノである莢子との話。
付き合っていたことは互いになかったことにしていたようですけどね^^;
なんだかんだで仲はいいようですが。
というわけで、彼女と母親との確執を少し改善する手助けをしたりも。
母親が、というのはわかるけども、にしたって食生活がひどすぎただろうてねぇ^^;
どうして味噌汁用のわかめをそのまま食べるという発想になるのかw
大事な人間の大事な人まで大事に出来るのが愛。
おばあさんから教えてもらったことを花柚から感じたことで、
いざという時はということを決めたらしい。
やっぱり美津彦は誰かのために動ける人なんでしょうね、本来は。
今後はまた働かずに、となりたいようですけど、
ちどり亭に関わる以上は無理でしょうね、きっとw



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