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もうひとつの命/入間人間(著) 読了

もうひとつの命/入間人間(著)ここしばらくの作品の中では一番楽しめたかな。
変な充足感というか達成感というか、そういうものがあったかな。
誰も幸せにはなってないですけどね。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
妹を生き返らせて、姉というものが何なのかを知りたかった。
そのために魔女と出会った他の人達を殺していく、っていうね。
その中で妹をもう一度と考えたわけですけど、
結局は望むものは得られないと知ったり、別の感情が芽生えたりも。

しかしまぁ、方法がすごかったな。
どんな気の引き方なのかと。
まんまとしてやられてはいたけど。

ていうか、殺すことに躊躇いがなさすぎでしょうにね。
で、彼女だけが木の実を最後まで食べず。

腰越が死んだのはなんでだ?
と思っていたわけですが、木の実の寿命だったのな。
本来の人生よりも短な時間しか新たな命は続かない。
魔女に関しては木の実を食べ続けて生き続けているようですが、
彼女は何がしたくて生き続けてるのやらね。
ほとんどの過去をその度に捨ててるようだし。

本物の腰越が和田塚を殺したのは意味がわからなすぎる。
本来の彼は暴力的だったということだけど、
誰かわからなかった相手に逆上して殺すってどういうことかと。
それで死の淵で悪かったって、なんやそれ、という感じが。

江ノ島は藤沢の妹が亡くなる理由の一つだったわけですが、
あの状況は彼も同じだけキツいだろうてねぇ。
まぁ、姉としては、だからなんだ、って話でしょうけども。

一人きりになった和田塚は木の実の寿命が尽きるまで生き続けられるのだろうかねぇ。
彼のその後が一番気になったかな。

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