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剣と炎のディアスフェルド III/佐藤ケイ(著) 読了

剣と炎のディアスフェルド III/佐藤ケイ(著)なかなか読めなくて時間がかかってしまいましたが、
やっぱり面白いですねぇ。
今回はルスタットがディロークとともに
属国を巡っていくことになるわけですが、
ルスタットを利用しようとしていただけのはずの
ディロークの変化が読んでいて非常に気持ちよかったです。
最初はそれもどうせ、とかって思っていたわけですが、
彼の想いであったりにも触れてどんどん気持ちが入っていった感じですね。

次巻からは再びレオームに話が戻るわけですが、
ディアスフェルドはどうなってるのでしょうかね。
早く4巻が出てほしいものです。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
ルスタットのバケモノっぷりが凄まじかった^^;
元々、不死身のルスタットなんて言われてたのに、
ノーザミアでもらった力の帯でただただ絶大な力を手にして、
そこにきてアルキランの伝説の剣まで手にすることになるとは^^;
ルスタットはどこへ行っちゃうのかな?

そんなルスタットに初陣で必死でくらいついたランムスがカッコよかったですねぇ。
最後はしまらない部分はあったりもしましたけど、それでもカッコよかった。
リラルークに茶化されてましたけどね^^;
他の場面でもいざという時は勇気を出して前に進み出ていたりもしてましたしね。

リラルークは妹のテティトスレイプを助けるためにディロークの命を狙った元王女。
アルキランに滅ぼされたわけで恨みも余計にだったわけですが、
一緒に旅をする中ですっかり共に旅する仲間に。
テティトスレイプが助かってからは当たり前のようについていこうとして、
テティトスレイプを理由にされてランムスは何も言えなくなったりも。

旅の中ではアルキランの過去と現在、ディロークが食い止めたい未来について語られたりも。
話を聞く限りではモルフェスが全部悪いだろう、ってところだなぁ。
中途半端に周りを引っ張り上げて色々と遺して自分は最初にいなくなるって、
いい迷惑にも程がある。
そんなモルフェスの考えを現在の人たちがいいように解釈してるわけではあるけれども、
そこに縛られないディロークだけが正しく未来を見据えてましたね。
さらにルスタットと旅をすることで自分とは異なる考え方をする姿に影響を受けて、
より今のままではよくないと考え始めてましたね。
今のアルキランはお金が全て。
そこにすがりつく人たちは自分たちが今よければいいだけで未来は一切見ていない。
いずれ滅びることが決まっていても、自分は関係ないから動かない。
早く滅びてしまえ、と思えてならなかった。
何でそんな国のせいでレオームたちが振り回されないといけないのかと。

ディロークは必死に変えようとしていたわけですが、
どうにもならないところまで来ていたみたいですね。
そもそも都から離れてしまった時点でどうにもならなかったのでしょうけど。

道中幾度となく襲ってきたテンミッド派が本当に不愉快だったねぇ。
ロセックとタリアタシップはどうだったんだろうかね。
ロセックが裏で動いてるのは早い段階で疑いようがなかったわけで、
三皇としてともに務めてきたディロークは信じたくなかったようですが、
彼らはテンミッド派を利用してるだけなのか、
テンミッド派に染まっているのか、どっちなんでしょうかね。

結局、ディロークは二人に裏切られて殺されることに。
そして、想いはルスタットへと託される。
伝えられていなかったことも全て伝えて安らかな眠りへ。

アルキランを二分するような戦いになるように思うけど、
ルスタットはディアスフェルド流での敵討ちにこだわるようですね。
そもそもとして、ルドリボに残っている兵士たちはルスタットを慕っている、
といってもアルキランそのものに反逆の意志を示すことはできんだろうしねぇ。
するとしても直属の第七軍団のロウドルたち位でしょうね。
コルノフたちはどうするだろうなぁ。
グノルティスは真実がどうれアルキランのために戦うでしょうね、きっと。
彼らがテンミッド派と繋がりがなければの話ですが。

コルノフたちが取り残されたところはてっきりルスタット討つために
仕掛けたんだと思ってましたね^^;

ルスタットはギュークからディアスフェルドのことを教えてもらったりも。
レオームの活躍に喜んだのもつかの間、
至聖皇を殺したと聞かされ動揺する。
噂だということを念押ししての話でも動揺せずにはいられない話。
それでも、寝るまでには気持ちを落ち着けるルスタットがすごいですね。
噂は噂で真実はレオーム本人から聞けばいいのだ、と。
そんなに割り切れるもんでもないでしょうに、すごいな。
ギュークももうちょっと突っ込んで情報を集めてくればいいのに、
何で噂だけしか仕入れてこなかったのか^^;
そこまで自由に動けなかったのかもしれないけどもね。

属国の現状を考えると本当にアルキランはどうしようもないところまで来てるんだな、
と思うところですね。
どこもかしこも綻びが出てるもんなぁ。
それでもまだ手を広げようとしてるから救いようがないねぇ。

そんなアルキランに対してレオームが王となったディアスフェルドはどうなっていくのでしょうかね。
本当に次巻が待ち遠しい。

イラスト:PALOW

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